新車購入時の契約は、それほど難しい物ではありません。
基本的に営業さんの言う通りに書類をそろえて、営業さんが用意した書類にハンコを押せばいいだけです。
しかし新車は高額な買い物なので、契約は慎重に行いましょう。
新車契約時に準備する物
基本的に印鑑証明と実印があれば契約はできますが、印鑑証明は後日用意しても構わないでしょう。
その他に車を売却(下取りに出す)したり、住所変更、抹消登録などする場合はそれぞれ必要書類があります。
・登録手続きに関する必要書類
※1車検証記載の所有者住所と現在の住所が異なる場合のみ必要
※2正確には住民票ではなく戸籍謄本、又は抄本が必要
車検証は車の登録業務の最も最後に交付される書類です。所有者の名前や住所、車の登録ナンバー、形式など細かに記載されています。
自賠責保険は車を購入して持ち続ける場合に加入が義務付けられている保険です。必ず車検時が満了日となり、継続車検を受ける場合は入らなければなりません。自賠責保険証明書はその名の通り保険の証書です。
車の所有者に対して毎年5月に納付書が届きます。郵便局や銀行で支払う事ができます。
車を購入する際に保管場所があることを証明する書類です。
市役所などで印鑑登録したという証明書です。その登録した印鑑は実印となり、車売買の時は必要です。
売り手と買い手が譲渡に合意した事を証明する書類です。実印を押さないと効力がありません。
車の登録手続きなどを代行してもらう際に、他人(営業マン等)にその業務を行ってもらう事を証明する書類です。実印が押されていなければなりません。
車の所有者と使用者が異なる場合に必要です。軽自動車の登録は住民票で行います。
新車契約のハンコを押す前に
ハンコを押す前に、もう一度よく契約内容を確認しましょう。
予算内で収まっているか?無理なローンは組んでいないか?自分(家族)のライフスタイルに合っているか?納期は大丈夫か?オプションには満足しているか?サービス、値引き額に満足しているか?などを確認して、納得の上でハンコを押しましょう。
新車契約のキャンセルについて
基本的に注文書にハンコを押して署名すれば契約となります。
しかしローンを組む場合は、信販会社から融資OKの返事があって正式契約となります。
現金一括払いの場合は、販売店によって認識の違いがありますが、メーカーに車の発注をした時が正式に契約成立となるようです。
これらの正式契約が成立する前にキャンセルしても、キャンセル料などのペナルティの対象にはならないと言えます。
しかし正式契約成立後にキャンセル(解約)すると、損害賠償を請求されるケースがあります。契約から日数が経ち、事務手続きが進めば進むほど、それなりの金額を請求されます。
ナンバー登録後の解約は認められないので、もしその車に乗らない(乗れない)のなら、中古車として売却する他ありません。
ボディーカラーやグレードの変更もせいぜい契約後の3日以内に申し出た方が良いでしょう。
メーカーに発注後はキャンセルが効かないか、ペナルティの対象になる場合がありますので注意しましょう。
キャンセルについては各販売会社、ディーラーによって対応は様々です。
キャンセルする方も様々な理由があると思いますので、もしキャンセルする状況になったら早めに販売店に相談しましょう。
契約する前にキャンセルの可能性があるのなら、契約はしないほうが良いでしょう。回りにも自分にも良い事はありません。
十分に検討して気持ちよく新車の契約をしましょう。
新車契約から納車へ
さあ契約も無事に済ませたら、いよいよ納車です。納車時には色々チェックすべき事があります。基本的なことを紹介しましょう。
新車の納車日を決定する
納車日は、納車の見通しが立てば、基本はユーザーが自由に決めることが出来ますが、ディーラーの都合もあるので、営業さんと相談しながら都合の良い納車日を決めましょう。
納車時は、キズなど車両のチェックがしやすいので、出来れば晴れた日の昼間が一番望ましいです。
夜や雨が降っている時は、キズやその他のチェックがしにくくなります。
夜や雨降りの時に販売店まで車を取りに行く場合は、屋根のある所や電気が点いた明るい場所で車を受け取りましょう。
新車納車時に注意する事
まず注文したボーディーカラー、グレード、オプション、付属品に間違いが無いか確認します。
新車の注文は細かい点も多いので、意外にもオプション間違いや付いていないなどのトラブルが少なくありません。しっかりと確認しましょう。
次に外装にキズや凹みがないかよくチェックします。ここで見逃すと後から保証してくれない可能性がありますので、よく確認しましょう。
ドア、トランク、リアゲート、ボンネットなど、開けられるところはすべて開けて、動作に問題が無いか確認します。
ドアやフェンダー、ボンネットなどの隙間(チリ)も不ぞろいがないか確認しましょう。
工場の完成ラインで検査されているので滅多には有りませんが、大きくずれている場合は、組みつけに問題がある場合があります。
外装のチェックが終わったら次は内装です。
インテリアに汚れはないか?インパネやドア内張りにキズ・割れなどないか?シートなど縫い合わせている部分にほつれ等ないか?よくチェックしましょう。
スイッチ類も一通り操作して、動作に問題がないか確認します。ただ、機能的な部分は後日でも保証対象なので、そこまで神経質にチェックしなくても大丈夫です。
外装・内装一通りチェックして、キズ・汚れなど問題があればその場で申し出ましょう。
あとは営業マンから車の操作に関して、ひと通り説明があります。分からない事は質問しましょう。
新車時からの1ヶ月・6ヶ月の無料点検は必ず受けるようにしましょう。初期の不具合がないかチェックしてくれます。
これで晴れて愛車を手にするわけです。車は移動にもレジャーにも大変便利です。
しかし誰にでも事故を起こす・事故に遭う可能性があります。運転には十分に注意して夢あるカーライフを送りましょう!
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約につなげる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも査定してもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
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