欧州で受注が始まった新型メルセデス・ベンツ・Cクラス!日本導入を待つべきか?

新型Cクラス

ダイムラーより新型「メルセデス・ベンツ・Cクラス」の概要が2021年2月23日に発表され、欧州では3月30日に受注が開始されている。

およそ7年ぶりのフルモデルチェンジとなるが、日本でも人気の高いモデルだけに気になっている人も多いのではないだろうか。

ここでは新型Cクラスは現行型と比べどこが進化したのか、日本に導入されるまで待つ価値があるのかどうかを検証していく。

新型Cクラスは、特に内装デザインを大幅に変更!

新型Cクラスの内外装は、現行Cクラスからどこが変わったのだろうか?

新型Cクラス セダンと現行型Cクラス セダンの外装を比較

まず、Cクラス セダンの外装デザインを比較してみよう。

画像上が新型Cクラス、下が現行型Cクラスだ。

キープコンセプトのモデルチェンジなので極端な違いはないが、それでもフロントマスクの印象はかなり変貌した。

ヘッドランプが薄型化され、眼光鋭いイメージに変わっているし、ロワーグリルのイメージも大幅に刷新されている。

メルセデスの象徴とも言えるアッパーグリルも、横バーが1本になりスッキリとした。

また、ボンネットのプレスラインが2本から4本に増えたこともあり、全般的にアグレッシブになっている。

では、リアビューはどう変わったのだろうか?

新型Cクラス

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上の新型Cクラスを下の現行型Cクラスと比較すると、リアコンビネーションランプが横長のデザインに変更されているのが分かるだろう。

また、リアバンパーの形状も変更されている。

一方、サイドビューには大きな違いはない。

The New C-Class Sedan: A New Form of Comfort

次に、新型Cクラス セダンと現行型Cクラス セダンのボディサイズを比較してみよう。

  • 新型Cクラス セダン  全長4,751mm×全幅1,820mm×全高1,437mm、ホイールベース2,865mm
  • 現行型Cクラス セダン (AMGを除く) 全長4,690~4,705mm×全幅1,810mm×全高1,425~1,445mm、ホイールベース2,840mm

新型Cクラス セダンは現行型Cクラス セダンと比べ全長が46~61mm、全幅が10mm拡大され、ホイールベースも25mm延長されている。

モデルチェンジの度にボディが拡大される傾向は新型Cクラスにも当てはまり、狭い日本の道路事情や駐車場事情などを考えると、手放しでは喜べない。

新型Cクラス ワゴンと現行Cクラス ワゴンの外装を比較

続いて、Cクラス ワゴンの外装デザインを比較してみたい。

新型Cクラス

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画像上が新型Cクラス、下が現行型Cクラスだが、フロントマスクの違いはセダンの場合と同じだ。

ワゴンもサイドのボディラインには大きな違いはない。

続いてリアビューを見てみよう。

新型Cクラス

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新型Cクラス

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セダンの場合と同様、リアコンビネーションランプとバンパーのデザインが最も大きな変更ポイントだ。

The New C-Class Wagon: A Spacious Comfort Zone

では、新型Cクラス ワゴンと現行型Cクラス ワゴンのボディサイズはどう変わったのだろうか。

  • 新型Cクラス ワゴン  全長4,751mm×全幅1,820mm×全高1,454mm、ホイールベース2,865mm
  • 現行型Cクラス ワゴン (AMGを除く) 全長4,705~4,720mm×全幅1,810mm×全高1,440~1,455mm、ホイールベース2,840mm

新型Cクラス ワゴンは、現行型Cクラス ワゴンと比べ全長が31~46mm長くなっている。

全幅の10mm拡大、ホイールベースの25mm延長はセダンの場合と同様だ。

僅かとは言えボディサイズが拡大されているので、日常の使い勝手を考えると気がかりな人もいると思う。

新型Cクラスと現行型Cクラスの内装を比較

次に新型Cクラスと現行型Cクラスの内装を比較する。

新型Cクラス

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新型Cクラス

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上が新型Cクラス、下が現行型Cクラスの内装だ。

新型Cクラスの画像は本国仕様なので左ハンドルだが、日本仕様は当然右ハンドルがメインになるだろう。

キープコンセプトの外装デザインとは対照的に、全面的にデザインが刷新されていることが分かる。

新型Cクラスのインパネは、飛行機の翼を彷彿とさせるT字型のデザインが特徴だ。

また、デジタルメータークラスター「コックピットディスプレイ」とセンターディスプレイのデザインも一新されている。

新型Cクラス

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上の新型Cクラスは、下の現行型より遥かにモダンなデザインに変わったことが分かるだろう。

センターディスプレイは標準で9.5インチ (オプションで11.9インチも用意) と格段に大型化され、視認性が向上している。

タッチパネル式なので、操作性も快適だ。

The New C-Class Sedan: A Luxurious Comfort Zone

そして、快適装備の充実化も新型Cクラスのセリングポイントのひとつだ。

新型Cクラスで新たに採用された快適装備は、以下のとおり。

  • 空調・照明・音楽・シートの快適機能を総括制御し、リフレッシュやリラックスを提供する「エナジャイジングパッケージ」
  • 前席のポジションを3人分まで記憶できる「メモリーパッケージ」
  • 声でナビやエンターテインメントの機能を制御できる「MBUX音声アシスタント」
How to: MBUX Voice Assistant

これまで以上に快適なドライブが楽しめるようになったことは、大きな進化と言えるだろう。

新型Cクラスは全車パワートレインを電動化!

新型Cクラスのパワートレインは、全車電動化されたことが大きなポイントになっている。

現行型Cクラスに設定されていた純ガソリンエンジン、純ディーゼルエンジンは姿を消し、全て48V仕様のマイルドハイブリッドシステム及びプラグインハイブリッドシステムとなった。

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まずはマイルドハイブリッド仕様からリリースされるが、グレードとパワートレインのラインナップは基本的に以下の5種類だ。

  • C180」1.5L直4ガソリンターボエンジン (最高出力170ps / 最大トルク25.5kg・m)+モーター (最高出力20ps / 最大トルク20.4kg・m)
  • C200 / C200 4マチック」1.5L直4ガソリンターボエンジン (最高出力204ps / 最大トルク30.6kg・m)+モーター (最高出力20ps / 最大トルク20.4kg・m)
  • C300 / C300 4マチック 」 2L直4ガソリンターボエンジン (最高出力258ps / 最大トルク40.8kg・m)+モーター (最高出力20ps / 最大トルク20.4kg・m)
  • C220d」2L直4ディーゼルターボエンジン (最高出力200ps / 最大トルク44.9kg・m)+モーター (最高出力20ps / 最大トルク20.4kg・m)
  • C300d  」2L直4ディーゼルターボエンジン (最高出力265ps / 最大トルク56.1kg・m)+モーター (最高出力20ps / 最大トルク20.4kg・m)

近い将来追加されるプラグインハイブリッド仕様は、2L直4ガソリンエンジンとモーター (最高出力129ps / 最大トルク44.9kg・m) の組み合わせで、EVモードで100kmの走行が可能だ。

トランスミッションは、全車9速トルコンATの「9-トロニック」が組み合わせられる。

駆動方式は従来通りFRベースで、「4マチック」のみフルタイム4WD方式を採用。

パワートレイン以外のメカニズムでは、フロントに新開発の4リンクアクスルが採用されたほか、4輪操舵システムの「リアアクスルステアリング」が設定されたことがトピックだ。

新型Cクラスは運転支援装備も進化!

新型Cクラスは、現行型Cクラスから運転支援装備も進化した。

新たに採用された運転支援装備は、以下のとおり。

  • 渋滞路で先行車両に自動追従走行する「アクティブサジェスチョンアシスタント」
  • 210km/hの速度まで車線維持を支援する「アクティブレーンキーピングアシスト」
新型Cクラス

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  • 後方から追突される危険性を検知するとハザードランプで後続車に警告、更に衝突された際にブレーキをかけて二次衝突被害を軽減する「プリセーフプラス」
How to: PRE-SAFE PLUS
  • 頭上の門柱や道路工事現場の標識も検知してディスプレイに表示する「トラフィックサインアシスト」

これらの装備により、安全性が向上すると同時に運転の負担も軽減された。

また衝突安全装備として、側面衝突時に運転席と助手席の間で展開するミッドエアバッグが新設されたことも朗報だ。

新型メルセデス・ベンツ・Cクラスは日本導入を待つ価値あり!

新型Cクラス

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新型メルセデス・ベンツ・Cクラスは外装デザインこそ大きな変化はないものの、インパネがリフレッシュされると同時に快適装備も充実するなど、大きく進化した。

また、定評のある安全性が一段と向上したことも評価できる。

ボディサイズが若干大型化された点は少し気になるが、それも些末な問題と思えるほど魅力が高まった。

新型メルセデス・ベンツ・Cクラスは、2021年後半に日本への導入が見込めそうだ。

熟成の域に達している現行型Cクラスを手に入れるのも悪くない選択だが、大きな進化を遂げた新型Cクラスを待つ価値は十分ある。