メルセデスベンツ Gクラス(ゲレンデ)の内装は、無骨な外観と比べてどうなのか?
1000万円を超える高級車の質感は備えているのでしょうか?
ベンツGクラスの内装の質感や小物入れ、収納の使い勝手など、オーナーならではの目線でゲレンデを評価したいと思います。
メルセデスベンツ Gクラス(ゲレンデ)の内装を徹底評価!
Gクラス(ゲレンデ)の運転席側の内装です。立っているフロントガラスが特徴的ですね。
Gクラスのインパネ周りです。
ゲレンデからの歴史のあるGクラスですが、他のメルセデスモデルと共通した雰囲気のインターフェイスとなっていて、良いか悪いかは別として古臭さは感じません。
Gクラスのメーターフード部分です。本革で覆われていて質感は高いです。
高い革の質感と整ったステッチラインが確認出来るでしょうか?
触ると感触の良い革が高級感を感じさせてくれます。
ステッチ大好き人間としては、このラインは最高ですね(笑)
運転席側にはドリンクホルダーの類が無いので、ディーラーオプションにて付けてもらいました。価格は12,960円とドリンクホルダーにしてはかなり高価です・・
しかし、高いだけあって取付強度はバッチリ。500mlのペットボトルを置いてもガッチリとした安定感があります。
ドリンクホルダー上の網目はスピーカー(ツイーター)です。
エアコン吹き出し口に付けられたドリンクホルダーの下には、ヘッドライトスイッチとイグニッションキーが。最近のスマートキーに慣れてしまうと、キーを差し込んでひねる動作が億劫に感じます・・・
ヘッドライトは常にAUTOで、スイッチを操作する事はほとんどありません。右横のボタンを押すと、ディーラーオプションで付けたサイドビューカメラの映像が画面に表示されます。
Gクラスのキーはこんな形です。
ドアのロック・アンロックボタンのみのシンプルな形状です。
Gクラスのブレーキペダルとアクセルペダルです。
ちなみにフロアマットは純正ではなく、社外品のアルティジャーノ製Gクラス用フロアマットです。純正新品の半額以下ですが、厚みは十分にあり品質は高いです。
社外品のマットの中では品質はトップクラスではないでしょうか。
いい感じに無骨感が出ているGクラスのアクセルペダルとブレーキペダルです。
個人的にGクラスのブレーキペダルとアクセルペダルの高低差がかなりあると感じます。
特にアクセルからブレーキに踏み変える時に、いつも以上に右足を高く上げないとブレーキペダルに届きません。
普通の感覚でブレーキペダルに移動すると、ペダルの横にぶつかってしまいます(笑)
慣れれば、まあこんなもんか?と思いますが、最初はちょっと焦りました。
ヤナセのセールスさんに確認しても、ブレーキペダルの高さ調整は出来ないので、アクセルペダルに市販品のペダルカバーを被せて高さを稼ぐしかないようです。
Gクラスのシフトレバーとハンドブレーキグリップです。
最近のメルセデスの電子ブレーキに慣れていると、ブレーキレバーを引き上げる動作が億劫ですが、これも含めてゲレンデだ!って感じですね。
Gクラスの運転席シートです。いたってシンプルな形状のシートですが、心地良い感触の本革がいいです。
ヘッドレスト、本革シート表皮、サイドサポート部分、触った感触もいいですが、見た目の質感もよく見ると高い事が分かります。
Gクラスの運転席シート座面です。
長年乗るとシワやスレが出そうですが、新車なのでシワもスレもなくきれいな座面です。
運転席側シートのランバーサポート調整ボタンです。
Gクラスのシートは座面も背面も平に近いので、腰の位置が今ひとつ落ち着かないのですが、このランバーサポートを細かく調整する事で、ある程度納得のポジションが見つけられるでしょう。
Gクラスの運転席ドア内張りです。
電動シート調整やシートメモリーボタンが付きながらも、古めかしい無骨な部分も垣間見えます。
板に取って貼ったような内張りですが、こちらも質の良いレザーが使われています。
最近の車ではあまり見なくなった?ドアロックのボタンがゲレンデって感じです。
運転席ドアのひじ掛けです。機能的には何の問題もありませんが、やはり窓を開けて窓枠に肘を掛ける方が、ゲレンデらしいですね(笑)
Gクラスの運転席側ドアのドアグリップです。見た目も握った感触もこの部分だけやたらと質感が高く見えます。
パワーウインドウのスイッチとドアミラーの調整ボタンがあります。
Gクラスの窓は開ける時はAUTOで開きますが、閉める(窓を上げる)時は、AUTOではなくスイッチを引き続けないと最後まで閉まりません。
1千万円を超える車両価格の車とは思えない不思議さですが、これもゲレンデらしいといえばらしいです。これも含めてゲレンデの魅力です(笑)
ちなみに、年数が経過するとパワーウインドウが壊れやすいのもゲレンデの特徴だそうです。
電動シートの調整スイッチとシートメモリーボタンです。Gクラスのシートは自分に微妙に合っていなかったのか、こまめなシート調整が必要でしたが、電動シートなら調整も楽です。
スイッチベースは木目調パネル?とシルバー加飾が入って、一応質感を高めている感じです。
Gクラスの運転席側のドアノブとロック/アンロックボタンです。
Gクラスのオーディオは、標準でハーマンカードンのロジック7サラウンドシステムが付いています。オーディオには特にこだわりがないので、必要十分な音質で楽しめます。
Gクラスの運転席側ドア内側のドアポケットです。
ここは、接着剤?で張り付けてあるだけのようで、あまり物を詰め込むと両サイドが剥がれるの注意してください、とセールスさんに言われました(笑)これもゲレンデの魅力です。
Gクラスのメーターパネルです。メルセデスの他モデルと共通する新しい部分です。ただ、ここで表示されるインフォメーションは少な目です。
Gクラスのステアリングです。もちろん本革巻きでデザインはシンプルな4本スポークです。
ステアリング右側には、ボリュームのプラス・マイナスボタンと電話の応答ボタンが付いています。
オーディオの音量はもちろん、ナビの音量も発音中にボリュームボタンを調整すると、音量を調整できます。
Gクラスのステアリング左側には、メーター内のインフォメーション情報の切り替えが出来るスイッチがあります。
スリーポインテッドスターがベンツを主張しています。
ステアリング左奥にウインカーとワイパースイッチがあります。
手前にはパドルシフトも備わります。
右側にも当然パドルシフト(アップ側)があります。カツンと感触良く操作できます。
左側のウインカーレバーより下の一番奥には、ステアリングの電動テレスコピックのレバーが、手前にはオートクルーズコントロール(ディストロニックプラス)のレバーがあります。
Gクラスは0~200キロまで前方の車両との距離を維持しますが、プリクラッシュ(自動ブレーキ)の類は付いていません。
なので、最初は高速道路で前車に追従して、渋滞で止まる時は本当に止まってくれるのか?と少々不安になりましたが、止まってくれました(笑)
Eクラスや新型Gクラスのような最新のメルセデスのインターフェイスではありませんが、これでもゲレンデに関しては十分新しさを感じるでしょう。画面は8インチです。
メルセデスのナビは、正直あまり賢くありません。首都高は途中で降ろそうとするし、ナビに100%頼らずにスマホのグーグルマップのルートも併せて確認した方がいいでしょう。
エアコン吹き出し口の間に挟まれているので、ディファレンシャルロックのボタンです。
普通の道を走る分には全く触れない部分ですが、オフロードや山岳地帯を走る時に威力を発揮します。ですが一度も使った事ありません。
CDの挿入口とオーディオ操作ボタン、電話の応答ボタン、コマンド切り替え、シートヒーター、ハザードなど、スイッチ類が集中しています。
Gクラスのエアコン操作パネルです。他のメルセデス同様共通のパネルなので、操作は容易です。
Gクラスのシフトレバーです。GLEのステアリングのレバーに慣れると、少々操作が面倒ですが、操作感は悪くありません。
Gクラスには、Sモード(スポーツ)、Eモード(ECO?)、Mモード(マニュアル)の3モードがありますが、ワインディングでは断然Sモードが安定して走れます。
Eモードで走ると、ロールが大きくグラグラしながら走っている印象ですが、Sモードにすると足回りがビタッと安定して、余計なシフトアップをしないのでパワーバンドが外れず、結構気持ちよく走れます。
高速も燃費を気にしてEモードで走っていましたが、Sモードで走ると走りが安定して加速も良くなるので、最近はSモードで気持ちよく走っています。
Gクラスのサイドブレーキレバーです。
電子ブレーキに慣れてしまうと、何とも古めかしい印象ですが、これもゲレンデの魅力です。
Gクラスのコマンドシステムのコントローラーです。
特別操作しやすい感じではありませんが、これに慣れるしかありません。
今時の新車ではあまり見かけないシガーソケットのライターです。タバコを吸わないので一度も使った事はありません。その横には申し訳なさそうにコインポケット?の収納があります。
Gクラスのアームレストです。レザーで覆われていて肘の置き心地はいいです。
アームレストを開けると、Gクラスでは貴重な収納スペースが現れます。
助手席側ダッシュボード前には、ハンドグリップがあります。これもゲレンデの特徴的な部分ですね。
悪路で助手席の人が体を支えるための物だと思いますが、乗り降りで使うくらいでしょうか。
レザー巻きでグリップ感はいいです。
Gクラスのマップランプとサンルーフの開閉スイッチです。
メーカーオプションのラグジュアリーパッケージを付けると、本革シートとこのサンルーフが付いて来ます。
ガラスルーフでないのが、少々残念です。
純正オプションのドライブレコーダーです。
Gクラスのサンバイザーには照明付きのバニティミラーが装備されています。
パークトロニックのインジケーターです。車両の前後に障害物が接近すると、アラーム音とこのインジケーターが光って、ドライバーに知らせてくれます。
これはたぶんETCのアンテナだと思います。
マップランプは、最初どこが光っているのか分かりませんでしたが、ルームミラーの下にありました。
シフトレバー奥には、使い難そうな灰皿があります。運転しながらだと、周辺は灰まみれになるでしょうね。。
上からナビ右横のダッシュ部分、メーターフード、ナビ左横のダッシュ部分の各質感です。レザー張りで質感高いですね。
運転席側ルーフのアシストグリップです。
Gクラスの室内側のルーフです。
Gクラスのサンルーフです。閉じている所。
Gクラスのサンルーフをオープンするとこんな感じ。あまり面積は広くありませんが、これでもオープンにすると開放感があります。
換気用にサンルーフをチルトアップさせる事も出来ます。
Gクラスの後席です。
レッグスペースは広いとは言えませんが、つま先がフロントシート下に入るので、そこまで窮屈な感じはしません。
Gクラスの後席背もたれは、角度調整が出来ないので、長時間の姿勢維持は疲れますね。
後席ももちろん本革シートなので質感は高く、見た目も高級感を感じます。
後席足元には、ボトルホルダーが2つ分備わっています。
後席用のエアコン吹き出し口です。後席用の温度調整は残念ながら出来ません。
Gクラスの後席ドアの内張りです。
フロントと形状は違いますが、基本デザインは一緒です。
グレーのレザー表皮に、クラシカルなドアロックボタンです。
後席ドアに内蔵されたスピーカーです。
Gクラスのリアドア内側のドアグリップも本革巻きで握り心地はgoodです。
後席のパワーウインドウスイッチです。オープンはオートですが、クローズはスイッチを操作し続けないと最後まで閉まりません。
最初に笑ってしまったのが、この灰皿です。昭和の車や電車に付いていたような灰皿が、古めかしくてゲレンデらしいですね。
後席にもシートヒーターが付いています。
Gクラス後席ドアの内側ドアノブです。フロントと形状は一緒ですね。
ドアノブに他にある小さなツイーター。Gクラスにはスピーカーが全部で12個付いています。
リアドアの窓枠内側にビスが見えてるのも、ゲレンデの魅力の一つです。
Gクラスのリアゲートハンドルです。
ボタンを押しながらノブを引っ張ると、重いリアゲートが開きます。
Gクラスのラゲッジスペースです。
スペースはありますが、両サイドの張り出しがスペースを犠牲にしていると言うか、使い難くしています。しかし、これもゲレンデの魅力です。
ディーラーオプションのラゲッジマットを敷いていますが、毛量が多くフカフカしてます。
Gクラスの特徴とも言えるラゲッジネットが標準で付いて来ます。
何かサファリ感が出ていますね(笑)
悪路を走って荷物が暴れても乗員を守るネットだと思いますが、軍用車感が出ていてカッコいいです。
ラゲッジスペースのサイドには何かを入れる事が出来るネットが付いています。
使った事ありませんが、アウトドアでゲレンデを使うなら利用価値があるのでしょう。たぶん。
荷物をベルト等で固定できるフックが付いています。
乗員を守っているのか閉じ込めているのか、どちらにしろこれがゲレンデです!
Gクラスのこのリアゲートが重くて閉める時が大変なんですよね。
普通の感覚で閉めると、間違いなく半ドアになります。
力を込めて、壊れるんじゃないかと思うくらいバン!?ドン!?と閉めないと、閉まらないです。
これもゲレンデの魅力の一つです。
リアのエンブレムです。
さて、後席左側にやってきました。
右側と特に違いはありません。
Gクラス助手席側からのインパネ周りです。
ほとんどスペースが無いダッシュボートや助手席のアシストグリップ、無骨なドア内張など、ゲレンデらしさがありながら、ナビや操作スイッチの現代的なインターフェイスともバランスが取れている内装だと思います。
助手席側から見ても内装の質感は高く、高級感を感じられます。
助手席側のエアコン吹き出し口です。革で覆われていなくても、質感がありますね。
Gクラスでもちゃんと助手席側にエアバッグが付いています。
このアシストグリップを使うくらいの悪路を走る事はないでしょう。
グローブボックスと思って、車検証でも入れようかと思ったら、
車検証が入るスペースは無く、なぜかドリンクを置けるテーブルが出てきました(笑)
走行中はまず使えないので、駐車中に使うようですね。
助手席側のセンタートンネル付近には、
フロント側で唯一のドリンクホルダーが付いています。ペットボトルしか置けませんね。
助手席側から見ると、若干雰囲気が違って見えるシフトノブとサイドブレーキグリップです。
助手席側から見たGクラスのアームレスト。
Gクラスの助手席シートです。質感いいですね。
Gクラス助手席ドアの内張りです。基本、運転席側と同じです。パワーウインドウとミラー調整スイッチが無いくらいですかね。
助手席のドアポケットに何か入ってますが、なんだか忘れてしまいました(笑)なんだっけ?
スカッフプレートにプレミアム感を感じてしまいます。
運転席側でも触れましたが、社外品のフロアマットです。
純正は10万円以上しますが、こちらは4万円台です。毛足も長く品質高いです。
以上、メルセデスベンツ Gクラス(ゲレンデ)の内装紹介でした!
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。