タフトのグレード体系はシンプルですが、意外とグレード選びは迷うもの。特に、
- XとGの違いは?
- GとGターボ、買うならどっち?
- 2WDと4WDで悩んでいる方へ
などが悩みどころでしょう。
このページではそんな悩みを解決できるよう、新型タフトのグレードごとの装備の違いや価格差が妥当かどうかなどを検証しながら、おすすめグレードを紹介します。
更に主要装備についても詳しく解説すると同時に、ペダルの踏み間違いによる暴走事故を抑制する「踏み間違い防止機能」はどのグレードに付いているのかについても紹介。
また当社中古車販売店ならではの、業者オートオークション取引台数から割り出した、売れているグレードの人気ランキングも紹介しているので、新型タフトのグレード選びの参考にどうぞ。
新型タフトのグレード一覧
グレード名 | 価格(円) | WLTCモードカタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
X | 1,353,000 | 20.5 |
G | 1,485,000 | 20.5 |
Gターボ | 1,606,000 | 20.2 |
X 4WD | 1,479,500 | 19.7 |
G 4WD | 1,611,500 | 19.7 |
Gターボ 4WD | 1,732,500 | 19.6 |
新型タフトのグレード一覧を見ても価格が分かるだけで、グレードの違いや装備は分かりませんね。ここから気になる人気グレードの違いを詳しく説明します!
新型タフトの売れ筋グレードを比較!グレード間の装備の違いと価格差は妥当か?
新型タフトの装備は、ダイハツ発表の公式装備一覧表を基にしています。
タフト GとXの違い
比較項目 | G |
---|---|
装備の違い | スーパーUV&IRカット・フロントドアガラス ルーフレール オートレベリング機能付LEDヘッドランプ 本革巻ステアリングホイール フロントセンターアームレスト 運転席・助手席シートヒーター 助手席シートアンダートレイ TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ タコメーター 標識認識機能 アダプティブドライビングビーム リバース連動リヤワイパー ウェルカムドアロック解除 Dアシスト切替ステアリングスイッチ アルミホイール |
価格 | 1,485,000円 |
比較項目 | X |
---|---|
装備の違い | UVカット・フロントドアガラス マニュアルレベリング機能付LEDヘッドランプ ウレタンステアリングホイール マルチインフォメーションディスプレイ オートハイビーム スチールホイール |
価格 | 1,353,000円 |
価格差:Gの方が132,000円高い
タフトの2WD車のGとXの比較です。
132,000円高いGは、Xと比べ快適装備などが圧倒的に充実しています。
特にニーズの大きい装備を赤字で示したぞ。以下で解説しよう!
スーパーUV&IRカット・フロントドアガラス
太陽光には、日焼けの原因となる紫外線や、室温上昇の原因となる赤外線などの有害な電磁波が含まれています。
でも、ガラスに紫外線を約99%カットするスーパーUVカット機能や、赤外線をカットするIRカット機能が付いていれば大丈夫。
Gはフロントウィンドウやスカイフィールトップだけでなく、フロントドアガラスにもスーパーUVカット機能とIRカット機能が付くので、日焼け対策や室温上昇対策は万全です。
一方Xのフロントドアガラスには、紫外線を約90%カットするUVカット機能しか付かないので、特に女性は気になるかもしれません。
運転席・助手席シートヒーター
シートの座面と背もたれを直接暖めるシートヒーターは、寒い日のドライブの辛さを和らげてくれます。
暖房より早く体がポカポカ温まるので、エアコン暖房だけの場合よりずっと快適です。
Gには、この冬場のマストアイテム、シートヒーターが運転席と助手席に装備されます。
アダプティブドライビングビーム
Gに装備されるアダプティブドライビングビームは、夜間にハイビームで走行中に先行車や対向車を検知すると、自動で部分的に遮光する装備です。
先行車や対向車への幻惑を防ぎつつ、ハイビームならではの視界が確保されるので、安全運転につながります。
一方Xに装備されるオートハイビームは、先行車や対向車を検知するとロービームに切り替わってしまうため、その間は遠くまで見通せなくなるのが欠点です。
夜間に歩行者や自転車をいち早く発見するには、アダプティブドライビングビームの方が安心ですね。
リバース連動リヤワイパー
タフトのようなハッチバック車は、セダンと比べリアウィンドウが雨水で汚れやすいので、リヤワイパーは必須と言えます。
Gに装備されるリヤワイパーは、シフトポジションをRに入れると自動で作動するリバース連動機能付なので、雨の日にバックする時に便利です。
Xはリヤワイパー自体が装備されないので、雨天時の運転に不安が残ります。
Dアシスト切替ステアリングスイッチ
ステアリングに装備されるパワースイッチを押すと、走行モードが加速重視に切り替わる機能です。
エンジン回転がグっと上がってレスポンスが良くなるので、追い越し時や上り坂で威力を発揮します。
パワーに余裕がない軽ノンターボ車にとって、Dアシスト切替機能は心強い味方です。
132,000円の価格差は、軽自動車にとって決して小さくない。でも、Gの装備の充実ぶりは132,000円分以上の価値があるぞ。もちろん、おススメはGだ!
タフト GターボとGの違い
比較項目 | Gターボ |
---|---|
パワートレインの違い | ターボエンジン (最高出力64ps / 最大トルク10.2kg・m) |
装備の違い | 全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール レーンキープコントロール |
価格 | 1,606,000円 |
比較項目 | G |
---|---|
パワートレインの違い | ノンターボエンジン (最高出力52ps / 最大トルク6.1kg・m) |
装備の違い | — |
価格 | 1,485,000円 |
価格差:Gターボの方が121,000円高い
タフトの2WD車のGターボとGの比較です。
121,000円高いGターボには、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールとレーンキープコントロールが標準装備されます。
全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールとレーンキープコントロールについて、以下で解説しよう!
全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール
※Gは44,000円でメーカーセットオプション設定 (スマートクルーズパック)
走行中に先行車を検知すると、一定の車間距離を保ちながら自動追従走行する装備です。
全車速追従機能付なので、先行車で停車すると自車もそれに合わせて停車するため、渋滞に巻き込まれてもクルマ任せでOK。
アクセルやブレーキのペダル操作から解放されるため、長距離走行時の疲労はかなり減ります。
レーンキープコントロール
※Gは44,000円でメーカーセットオプション設定 (スマートクルーズパック)
約60km/h以上で走行中、車線中央付近を走行するようハンドル操作をアシストする装備です。
高速道路で車線中央をキープしながら走るのは、意外と神経を使うものですが、この装備があれば楽に車線をキープできます。
アダプティブクルーズコントロールと併せて使用すれば、高速道路のロングドライブもラクチンです。
Gターボは121,000円高いが、パワフルな走りと2つの安全運転支援システムが付加されることを考えれば、決して割高ではない。でも、一般道ならGでも不満なく使えるので、高速道路をほとんど利用しないならGの方がお得感があるぞ。
タフト 2WDと4WDの違い
比較項目 | Gターボ / G 4WD |
---|---|
リヤサスペンションの違い | 3リンク式 |
装備の違い | オート格納式ヒーテッドドアミラー リヤヒーターダクト フロントスタビライザー |
価格 | Gターボ 4WD:1,732,500円 G 4WD:1,611,500円 |
比較項目 | Gターボ / G 2WD |
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リヤサスペンションの違い | トーションビーム式 |
装備の違い | オート格納式ドアミラー フロント&リヤスタビライザー |
価格 | Gターボ:1,606,000円 G:1,485,000円 |
価格差:4WD車の方が126,500円高い
タフトの2WD車と4WD車の比較です (グレードはGターボとGで比較)。
2WD車はリヤサスペンションが半独立懸架式のトーションビーム式で、車体のロールを抑えるスタビライザーがリヤにも装備されます。
一方4WD車は、リヤサスペンションが固定車軸式の3リンク式で、スタビライザーが装備されません。
乗り心地や操縦安定性の点では、リヤサスペンションにコストが掛かった2WD車の方が有利です。
しかし快適装備面では、鏡面の曇りや凍結を防ぐヒーテッドドアミラーや、後席に温風を送るリヤヒーターダクトが付く4WD車の方が充実しています。
降雪地域で使うなら、乗り心地や操縦安定性が若干不利でも、雪上性能が高い4WD車がおススメ!でもたまに雪が降る程度の地域なら、2WD車でも何ら問題ないし、価格面などのメリットが大きい。ケースバイケースなので、一概にどちらがいいとは言えないな。
アクセル踏み間違い防止機能の付いた新型タフトのグレードは?
タフトは、「ブレーキ制御付誤発進抑制機能 (前方・後方)」と呼ばれるアクセル踏み間違い防止装置が全車に標準装備されます。
ここで、ブレーキ制御付誤発進抑制機能について解説しよう!
ブレーキ制御付誤発進抑制機能 (前方・後方)
前方・後方に障害物を検知している状態で、ブレーキペダルと間違えてアクセルを踏み込んでしまった場合、エンジン出力を抑制して急発進を防ぎます。
それでも障害物との距離が縮まった場合は、自動ブレーキをかけて衝突を回避する機能も付くので安心です。
新型タフトの売れ筋人気グレードランキングと販売比率2023年10月現在
タフトのグレードがどうしても決められない場合、売れ筋の人気グレードや販売比率を参考にするといいでしょう。
ここでは、実際の流通台数を調査して新型タフトの人気グレードをランキングにしてみました。
※売れ筋グレードランキングの根拠は、過去3か月間の中古車オートオークション(USS,TAA,HAA,CAA,JU,アライ,ベイオーク,ミライブ他)での合計取引台数を元にランキングしています。
順位 | グレード名 | 台数と販売比率 | 2年~3年落ちリセール |
---|---|---|---|
1位 | G クロムベンチャー | 292 (29.3%) |
83.1% |
2位 | G | 251 (25.2%) |
80.1% |
3位 | G ターボ | 174 (17.4%) |
79.0% |
4位 | G ダーククロムベンチャー | 94 (9.4%) |
— |
5位 | Gターボ クロムベンチャー | 73 (7.3%) |
76.5% |
6位 | X | 51 (5.1%) |
79.0% |
7位 | Gターボ ダーククロムベンチャー | 23 (2.3%) |
— |
タフト G クロムベンチャーの人気がもっとも高く、売れ筋グレードランキング1位となっています。
2年~3年落ちのリセールに関しても、現状ではG クロムベンチャーが1位です。
タフトのおすすめグレードはコレ
- タフト G
- タフト Gターボ
タフト Gおすすめの理由
新型タフトのグレード展開は基本的に3タイプですが、その中からコストパフォーマンス重視でおススメを選ぶなら、中間グレードの「G」です。
廉価グレードのXと比べ、価格差以上に装備が充実しているので、むしろGの方がお買い得になっています。
上級のGターボと比べると、高速道路での余裕や安全装備で差がありますが、一般道メインで使うなら価格が安いGの方がお得です。
タフト Gターボおすすめの理由
人気グレードは、みんなが選んでいる安心感に加え、将来的なリセールバリューも期待できます。
価格は高くてもいいので、とにかく安心できるグレードが欲しい!という場合は、売れ筋グレードランキングナンバーワンの「Gターボ」がおススメです。
ターボのパワーは一般道でも実感できるので、高速道路をあまり使わない人でも決して無用の長物になりませんから、安心して選んでくださいね。
タフト おすすめグレードの乗り出し価格は
タフトのおすすめグレードの見積シミュレーションです。
値引きや人気オプションを含めたリアリティのある乗り出し価格なので、参考にしてみて下さい。
タフト X乗り出し価格
グレード名 | タフト G (2WD) |
---|---|
車両本体価格 | 1,485,000円 |
メーカーオプション名 | — |
メーカーオプション価格 | — |
ディーラーオプション名 | ナビ ETC ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 209,352円 |
諸費用 | 35,150円 |
車両目標値引き | ▲70,000円 |
オプション値引き | ▲42,000円 |
乗り出し価格 | 1,617,502円 |
メーカーオプションは付けず、ディーラーオプションは人気のドライブレコーダー等を選択、値引きを入れて乗り出し価格161.7万円となりました。
タフト Gターボ乗り出し価格
グレード名 | タフト Gターボ (2WD) |
---|---|
車両本体価格 | 1,606,000円 |
メーカーオプション名 | パノラマモニター |
メーカーオプション価格 | 33,000円 |
ディーラーオプション名 | ナビ ETC ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 209,352円 |
諸費用 | 35,150円 |
車両目標値引き | ▲70,000円 |
オプション値引き | ▲42,000円 |
乗り出し価格 | 1,771,502円 |
メーカーオプションは駐車をサポートするパノラマモニターを選択、ディーラーオプションは先ほどと同じものを選び、値引きを入れて乗り出し価格177.1万円となりました。
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。