ロードスターの人気グレードを比較!売れ筋グレードの違いやRFも分析、アクセルの踏み間違い防止機能の付いたおすすめも紹介

ロードスターの人気グレードを比較

ロードスターのグレード体系は比較的シンプルですが、いざ選ぶとなると意外に迷ってしまうものでしょう。特に、

  • 1.5Sと1.5Sスペシャルパッケージの違いは
  • ロードスターのモータースポーツグレードNR-Aってなに?
  • ロードスターRFのRSとVSはどっちがいいのか?

などが気になるところでしょう。

このページではそんな疑問を解決できるよう、ロードスターの売れ筋グレード同士の違いを検証しながら、おすすめのグレードを紹介します。

更に主要装備について詳しく解説すると同時に、ペダルの踏み間違いによる暴走事故を抑制する「アクセル踏み間違い防止機能」はどのグレードに付いているのかについても紹介!

また当社中古車販売店ならではの、業者オートオークション取引台数から割り出した、売れているグレードの人気ランキングと、3年後のリアルなリセール予測も紹介しているので、ロードスターのグレード選びの参考にどうぞ。

ロードスターのグレード一覧

グレード名価格(円)WLTCカタログ燃費(km/L)
1.5 S(6MT)2,554,20016.8
1.5 NR-A(6MT)2,705,40016.8
1.5 S スペシャル パッケージ(6MT)2,759,40016.8
1.5 S スペシャル パッケージ(6AT)2,872,80017.2
1.5 S レザー パッケージ(6MT)3,094,20016.8
1.5 S レザー パッケージ(6AT)3,207,60017.2
1.5 RS(6MT)3,256,20016.8
RF 2.0 S(6MT)3,369,60015.8
RF 2.0 S(6AT)3,369,60015.2
RF 2.0 VS(6MT)3,650,40015.8
RF 2.0 VS(6AT)3,677,40015.2
RF 2.0 RS(6MT)3,812,40015.8

 

ジュン君
ジュン君

ロードスターのグレード一覧を見ても価格が分かるだけで、グレードの違いや装備は分かりませんね。ここから気になる人気グレードの違いを詳しく説明します!

ロードスターの売れ筋グレードを比較!グレード間の装備の違いと価格差は妥当か?

ロードスターの装備は、マツダ発表の公式装備一覧表を基にしています。

ロードスター 1.5 S スペシャル パッケージと1.5 Sの違い

比較項目1.5 S スペシャル パッケージ(6MT)
装備の違いサイドエアバッグ
自動防眩ルームミラー
ハイマウントストップランプカバー
タイヤディフレクター
センターディスプレイ+コマンドコントロール
脱着式カップホルダー×2
フルオートエアコン
6スピーカー
自車位置演算ユニット
ブルートゥース
ハンズフリーマイク
USB端子×2
ナビゲーションSDカード用スロット
トルセン式スーパーLSD
フロント&リアスタビライザー
トンネルブレースバー
ボンネットインシュレーター
アドバンストキーレスエントリーシステム
価格2,759,400円
比較項目1.5 S
装備の違い液晶オーディオディスプレイ
脱着式カップホルダー×1個
マニュアルエアコン
4スピーカー
USB端子×1
フロントスタビライザー
電波式キーレスエントリーシステム
価格2,554,200円

価格差:S スペシャル パッケージの方が205,200円高い

ロードスターのS スペシャル パッケージ(6MT)とSの違いです。

S スペシャル パッケージはSよりも205,200円高いだけのことはあり、安全・快適装備や走行性能を高めるための装備が遥かに充実しています。

コウさん
コウさん

表の赤字で示したのは、特にニーズの大きい装備だ。以下で解説しよう!

サイドエアバッグ

※Sは32,400円でメーカーオプション設定

S スペシャルパッケージには運転席&助手席エアバッグのほかに、側面衝突時に頭部と胸部を保護するサイドエアバッグが標準装備されます。

命に係わる装備なので、スポーツカーだから軽量化のため省いて良い、という理屈は通用しません。

その意味で、オプション扱いになってしまうSは問題ありと言えます。

センターディスプレイ+コマンドコントロール

ロードスターのセンターディスプレイ

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マツダのコネクティビティシステム「マツダコネクト」の操作をするための7インチWVGAセンターディスプレイと、コマンドコントロールです。

インターネットラジオの受信やハンズフリー通話、ブルートゥース対応機器とのペアリングなどが行えます。

また、ディーラーオプションのナビ用SDカードを挿入すれば、ナビとしても使用できる優れものです。

Sはオプションで付けることもできないので、ドライブを楽しむための利便性に大きな差が付きます。

フルオートエアコン

ロードスターのフルオートエアコン

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設定温度に合わせ、風量や吹き出しモードを自動で調整するエアコンです。

Sのマニュアルエアコンは具体的な温度設定ができないだけでなく、風量や吹き出しモードもその都度手動で調整する必要があるので、使い勝手に差が付きます。

6スピーカー

ロードスターのヘッドレストスピーカー

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S スペシャルパッケージにはドアに2個とフロントピラーに2個のほかに、ヘッドレストにもスピーカーが付くので、スピーカーは合計6個です。

ソフトトップの開閉状態に応じて音質を自動調整する機能が付くので、オープン走行時もクリアな音質が楽しめます。

音楽好きの人にとって、ヘッドレストスピーカーは欠かせない装備と言えるでしょう。

トルセン式スーパーLSD

ロードスターのトルセン式スーパーLSD

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LSD(リミテッドスリップデフ)はコーナリング時に内輪側の駆動輪の空転を防ぎ、旋回性を高める装備です。

LSDには様々な方式がありますが、ロードスターに採用されているトルセン式(トルク感応式)は高トルク分配性能を持つことが特徴になります。

ワインディング走行やサーキット走行の際、付いているメリットを実感できるはずです。

アドバンストキーレスエントリーシステム

ロードスターのアドバンストキーレスエントリーシステム

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アドバンストキーをポケットやバッグなどに携帯していれば、ドアノブやトランクリッドのノブにタッチするだけで解錠・施錠ができます。

Sの電波式キーレスエントリーシステムの場合、ポケットやバッグからキーを取り出して解錠・施錠のボタンを押す手間が生じるので、使い勝手はいまいちです。

それよりもずっと便利なので、ロードスターを普段使いする場合にメリットの大きい装備と言えるでしょう。

コウさん
コウさん

S スペシャルパッケージの方が利便性や安全性、コーナリングスピードの点で勝っているので、205,200円余分に払う価値は十分あるぞ。でも、とにかく安価にロードスターを手に入れて楽しみたいなら、素の魅力があるSも悪くないチョイスだ。ただ、サイドエアバッグは是非付けておきたい。

ロードスター 1.5RSと1.5S レザー パッケージの違い

比較項目1.5 RS
装備の違いアルカンターラ/ナッパレザーシート表皮
レカロ製シート
フロント&リア大径ディスクブレーキ
ビルシュタイン製ダンパー
インダクションサウンドエンハンサー
フロントサスタワーバー
価格3,256,200円
比較項目1.5 S レザー パッケージ(6MT)
装備の違いインシュレーター付ソフトトップ
本革シート表皮
フロント&リアディスクブレーキ
価格3,094,200円

価格差:RSの方が162,000円高い

ロードスターのRSとS レザーパッケージ(6MT)の違いです。

162,000円高いRSは、走行性能を高める装備やグレードの高いシートが付きます。

一方S レザーパッケージは、ソフトトップにインシュレーター(消音材)が付くので静粛性の点では有利です。

コウさん
コウさん

赤字で示したのはマニアの間で特に人気の高い装備だ。以下で解説しよう!

レカロ製シート

ロードスターのレカロシート

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RSにはドイツの有名なパーツメーカー、レカロ社製のバケットシートが付きます。

サポート性や剛性感の高さは折り紙付きなので、スポーツ走行が楽しくなること請け合いです。

また、ロングドライブ時の体の疲労も軽減されることでしょう。

ビルシュタイン製ダンパー

ロードスターのビルシュタインダンパー

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ドイツの有名なダンパーメーカー、ビルシュタイン社がロードスター RS専用に開発したダンパーです。

優れたダンピング性能を持ち、相反する要素である操縦安定性と乗り心地が高い次元で両立しています。

インダクションサウンドエンハンサー

ロードスターのインダクションサウンドエンハンサー

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※S レザーパッケージは13,770円でディーラーオプション設定

エンジンの吸気音を増幅し、官能的なサウンドを演出する装備です。

ワインディングやサーキット走行に限らず、街乗りでもドライビングが楽しくなることでしょう。

コウさん
コウさん

RSはS レザーパッケージよりも162,000円高いが、ワインディングやサーキットを走る機会が多いなら奮発する価値はあるぞ!でも、それ程飛ばさずマイペースに走りたい人なら、S レザーパッケージで十分満足できるはずだ。

ロードスター モータースポーツグレード 1.5 NR-Aとは?

項目1.5 NR-A
主な装備液晶オーディオディスプレイ
マニュアルエアコン
トルセン式スーパーLSD
フロント&リア大径ディスクブレーキ
車高調付ビルシュタイン製ダンパー
トンネルブレースバー
フロント&リアスタビライザー
フロントサスタワーバー
価格2,705,400円

ロードスターのNR-Aは、モータースポーツのベース車両として位置付けられたグレードです。

価格はロードスターの中でSの次に安く、安全・快適装備はS並みであまり充実しているとは言えません。

また内装の加飾は他のグレードよりシンプルで、走りに割り切った仕様になっています。

コウさん
コウさん

NR-Aの内装について詳しく解説しよう!

NR-Aの内装

ロードスターのNR-Aの内装

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NR-Aの内装は、他のグレードとは以下の点が異なります。

  • シフトノブ/パーキングレバーが本革巻ではない
  • シフトブーツやドアハンドル、エアコンベゼルがサテンクロームメッキではなくブラック
  • シートバックガーニッシュがピアノブラックではなくブラック
  • CDプレーヤーやCD/DVDプレーヤーなどがオプションでも選べない

このようにNR-Aの内装は非常に質素で、ラグジュアリーな要素は全くありません。

正に、モータースポーツのベース車両ならではの割り切り方です。

コウさん
コウさん

NR-Aは内装が質素な一方で、走行性能を高める装備がとても充実しているのが特徴だ。特に重要な装備を赤字で示したので、以下で解説しよう!

フロント&リア大径ディスクブレーキ

ロードスターのNR-Aの大径ディスクブレーキ

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強力な制動力を生む大径ディスクブレーキは、RSとNR-Aだけに付きます。

コーナリング手前でガツンと減速する必要があるサーキット走行には、欠かせない装備と言えるでしょう。

また、ローターが大きいほど熱に対する容量も多くなるので、パーティレース等で連続周回する際に、ブレーキのフェードなど熱害を抑えてくれる役目もあります。

車高調付ビルシュタイン製ダンパー

ロードスターのNR-Aの車高調付ビルシュタインダンパー

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RSの装備で紹介したビルシュタインダンパーに、車高調整装置が付きます。

公道を走る時は段差でボディ下部を擦らないように車高を高めに調整し、サーキット走行をする際はハンドリングを向上させるため低めに調整する、といった融通が効くのがメリットです。

フロントサスタワーバー

ロードスターのNR-Aのフロントストラットタワーバー

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ボディ剛性を高めるための補強パーツで、ハンドリングがクイックになることがメリットです。

ロードスターのうち、RSとNR-Aだけに付きます。

コウさん
コウさん

サーキット走行を楽しむなら、NR-Aがベストチョイスだということが分かったと思う。でも、サイドエアバッグがオプションでも付けられないなど、公道で楽しむクルマとしては割り切り過ぎた面もあるので、万人向けとは言い難い。とにかくサーキット走行命!快適性や安全性は二の次でいい!という「漢」な人にのみおススメのグレードだ。

ロードスター RFとロードスターを比較

比較項目RF 2.0 VS
エンジンの違い2L(最高出力184ps/最大トルク20.9kg・m)
装備の違い電動リトラクタブルハードトップ
シートヒーター
CD/DVDプレーヤー+地デジチューナー
ボーズサウンドシステム+9スピーカー
アイ・イーループ
アイ・イーストップ
205/45R17タイヤ
価格3,650,400円(6MT)
3,677,400円(6AT)
比較項目1.5 S スペシャル パッケージ
エンジンの違い1.5(最高出力132ps/最大トルク15.5kg・m)
装備の違い手動ソフトトップ
アイ・イーループ(6AT車のみ)
アイ・ストップ(6AT車のみ)
195/50R16タイヤ
価格2,759,400円(6MT)
2,872,800円(6AT)

価格差:ロードスターRFの方が804,600円~891,000円高い

ロードスターRFとロードスターの違いを検証するため、ロードスター RFはVSを、ロードスターはS スペシャル パッケージを取り上げて比較します。

両モデルの大きな相違点のひとつはエンジンの排気量で、ロードスター RFが2Lなのに対し、ロードスターは1.5Lです。

スペックを比較すると、ロードスター RFは最高出力で52ps、最大トルクで5.4kg・m上回ります。

車両重量はロードスターの方が90kg軽いものの、動力性能は明かにロードスター RFが上です。

一方、ハンドリングの軽快さではボディが軽いロードスターが勝るので、必ずしもロードスター RFの方が運転が楽しいとは限りません。

そしてもうひとつの大きな違いがトップの開閉機構で、ロードスターが手動開閉式のソフトトップなのに対し、ロードスター RFは電動開閉式のハードトップです。

また、装備面ではさすがに80万円以上の価格差があるだけに、ロードスター RFの方が充実しています。

コウさん
コウさん

特筆すべき装備を赤字で示したぞ。以下で解説しよう!

ボーズサウンドシステム+9スピーカー

ロードスターのボーズサウンドシステム

mazda.co.jp/cars/roadster-rf/

※ロードスター S スペシャルパッケージは75,600円でメーカーオプション設定

アメリカの名門オーディオメーカー、ボーズ社とマツダが共同開発した専用設計のオーディオシステムです。

重低音用のサブウーファーや、ヘッドレストに内蔵されるユニットを含め9つのスピーカーを搭載、臨場感と迫力に溢れるサウンドを再生します。

また、ボーズ社が得意とするノイズ保証システム「オーディオパイロット2」を搭載し、走行中の様々なノイズに邪魔されることなく、心地良く音楽を楽しめることも特徴です。

コウさん
コウさん

ロードスターがピュアスポーツカーであるのに対し、ロードスターRFはグランドツアラー的な性格が強いので、両者は棲み分けができている。ロードスターRFの方が高価だから全ての面で優れている、というわけじゃない。どちらを選ぶべきかは、スポーツカーに何を求めるかによって違ってくるぞ。

ロードスターRF 2.0 RSと2.0 VSの違い

比較項目2.0 RS
装備の違いビルシュタイン製ダンパー 
フロントサスタワーバー
ピアノブラック・ドアミラー
ブラックメタリック塗装17インチアルミホイール
価格3,812,400円
比較項目2.0VS(6MT)
装備の違いボディ同色ドアミラー
高輝度塗装17インチアルミホイール
価格3,650,400円

価格差:RSの方が162,000円高い

ロードスター RFのRSとVS(6MT)の違いです。

RSの方が162,000円高価ですが、そのほとんどがビルシュタイン製ダンパーとフロントサスタワーバーの有無によるものと考えて間違いありません。

コウさん
コウさん

走りを極めたいならRSの方がベターだが、そもそもRFは目を吊り上げて飛ばすようなクルマではない。それを考えると、VSで十分とも言えるぞ。

アクセル踏み間違い防止機能の付いたロードスターのグレードは?

ロードスターは、6AT仕様の全車にアクセルの踏み間違いを防ぐ「AT誤発進抑制機能」が標準装備されます。

一方、6MT仕様には誤発進抑制機能は設定されていません。

コウさん
コウさん

AT誤発進抑制機能の性能について、以下で解説しよう!

AT誤発進抑制機能とは?

ロードスターの誤発進抑制機能(前進時)

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ロードスターの誤発進抑制機能(後退時)

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停車時及び約10キロ以下での前進・後退時、センサーなどが障害物を検知している状況でアクセルを踏み過ぎてしまった場合に、警報音と同時にエンジン出力を抑制し、急加速を防ぎます。

スポーツカーでこの種の装備が付く車種は少ないので、ロードスターは貴重な存在と言えるでしょう。

ロードスターの売れ筋人気グレードランキング

ロードスターのグレード選びにあたり、売れ筋の人気グレードや販売比率を参考にしたい、という人も多いはずです。

ここでは、実際の流通台数を調査してロードスターの人気グレードをランキングにしてみました。

※売れ筋グレードランキングの根拠は、過去3か月間の中古車オートオークション(USS,TAA,HAA,CAA,JU,アライ,ベイオーク,ミライブ他)での合計取引台数を元にランキングしています。

順位グレード名台数3年後のリセール
1位1.5 S スペシャル パッケージ10171.3%(6MT)
61.6%(6AT)
2位1.5 S レザー パッケージ42–(6MT)
57.6%(6AT)
3位RF 2.0 VS3263.7(6MT)
63.1(6AT)
4位1.5 RS1668.2%
5位1.5 S10
6位RF 2.0 RS967.7%
7位1.5 NR-A871.8%
68位RF 2.0 S7–%(6MT)
61.6%(6AT)

※2015年式~2019年式モデルを対象に流通台数を調査

ロードスターの1.5 S スペシャル パッケージの6MT車が売れ筋グレードランキングの1位となっています。

3年後のリセールも、現状では売れ筋グレードランキング同様1.5 S スペシャル パッケージの6MTが1位です。

ロードスターのおすすめグレードはコレ

ロードスターの外観

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  • ロードスター 1.5 S
  • ロードスター 1.5 S スペシャル パッケージ 

ロードスター 1.5 Sのおすすめの理由

基本的なグレード展開はロードスターが5タイプ、ロードスター RFが3タイプとなっています。

この中からコストパフォーマンス重視でおすすめグレードをあげるなら、ロードスター全車の中で最も安価な「S」です。

装備は質素そのもので、利便性は上級グレードに劣りますし、リアスタビライザーやトルセン式LSDも付かないのでコーナリングの限界も高くはありません。

しかし、「安価に運転が楽しめるライトウエイトスポーツカー」というロードスター本来のキャラクターを最も色濃く備えているのが、Sなのです。

コーナリングの限界が高くないといっても、決して運転していてつまらないということはなく、速さを競うのでなければ十分に楽しめます。

装備面でも、ナビを社外品のPNDかスマホで代用すれば、特に困るほど不便なわけではありません。

ただ、自分自身やパッセンジャーの安全のために、オプションのサイドエアバッグは価格アップを厭わず付けたいところです。

ロードスター 1.5S スペシャルパッケージのおすすめの理由

人気とリセールの観点からロードスターのおすすめをあげるなら、ロードスターの売れ筋ナンバーワングレード「S スペシャル パッケージ」の6MT仕様で決まりです。

人気グレードゆえリセールが高いので、将来手放す時の損失が少なくて済む点が大きな魅力になります。

また、装備面もSよりずっと充実しているので、より万人向けと言えるでしょう。

ただ、Sならいまいちパンチに掛ける動力性能も割り切れるのですが、S スペシャル パッケージはコーナリング性能が高いだけに、もっとパワーが欲しくなるかもしれません。

モアパワーを望むなら、身のこなしの軽快さでは一歩を譲るものの、2Lエンジンを搭載するロードスター RFのVSを選ぶ手もあります。

ただ、価格の高さがネックになりそうです。

ロードスターおすすめグレードの乗り出し価格は

ロードスターのおすすめグレードの見積シミュレーションです。

値引きや人気オプションを含めたリアリティのある乗り出し価格なので、参考にしてみて下さい。

ロードスター 1.5 Sの乗り出し価格

グレード名ロードスター 1.5 S
車両本体価格2,554,200円
メーカーオプション名ソウルレッドクリスタルメタリック、サイドエアバッグ
メーカーオプション価格97,200円
ディーラーオプション名ドライブレコーダー
フロアマット
ディーラーオプション価格93,436円
諸費用223,940円
車両目標値引き▲180,000円
オプション値引き▲20,000円
乗り出し価格2,768,776円

メーカーオプションはイメージカラーのソウルレッドクリスタルメタリックと安全性を高めるサイドエアバッグを選択、ディーラーオプションは人気のドライブレコーダーなどを選び、値引きを入れて乗り出し価格276.8万円となりました。

ロードスター 1.5 S スペシャル パッケージの乗り出し価格

グレード名ロードスター 1.5 S スペシャル パッケージ
車両本体価格2,759,400円
メーカーオプション名ソウルレッドクリスタルメタリック
メーカーオプション価格64,800円
ディーラーオプション名ナビ用SDカード
ドライブレコーダー
フロアマット
ディーラーオプション価格105,100円
諸費用240,540円
車両目標値引き▲180,000円
オプション値引き▲20,000円
乗り出し価格2,969,840円

メーカーオプションはソウルレッドクリスタルメタリックを選択、ディーラーオプションはナビ用SDカード等を選び、値引きを入れて乗り出し価格296.9万円となりました。

下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】

新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。

やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。

ディーラーの下取り金額に騙されるな!?

新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。

しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。

本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。

また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。

ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・

ディーラーに騙されないためにする事

以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。

ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。

まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。

買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。

その時の画像です。

 

買取店の査定サイトの概算相場

出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。

概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」

ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!

その時の契約書です。

 

フィットの下取り金額

もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。

この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。

これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。

ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。

しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。

この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。

1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。

 

ディーラーの下取りで損しないためには買取店の査定額と比較をしよう

ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する

ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。

廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます