マツダ CX-5のディーゼル車にするか、ガソリン車にするか、どちらを買おうかと迷う方もいるのではないでしょうか。
燃費が良くて力強く走行するディーゼル車にするか、それともディーゼルよりも安く買えるガソリン車にするか、それぞれの装備や燃料費などについてメリットやデメリットなどを比較してみました。
CX-5ディーゼル車とガソリン車の外装の違い
CX-5のディーゼル車とガソリン車の外装に違いがあるのか見てみましょう。
リヤバックドアに付いているエンブレムは、ディーゼル車とガソリン車でデザインが違います。
外装では、このエンブレムの表示が違うくらいで大きな差はありません。
装備やデザインはほとんど同じなので、見分けは付きにくいでしょう。
CX-5ディーゼル車とガソリン車の内装の違い
インテリアに違いがあるか見てみましょう。
ディーゼル車とガソリン車の装備に差があります。
電動ガラスサンルーフ
オプション設定ですが、ディーゼル車のXD プロアクティブとXD L パッケージ専用の装備です。
ガソリン車には設定がありません。オプション価格は86,400円です。
ガラス部分が電動でスライドし、開放感があります。シェード付きです。
チルトアップしますので、換気などに便利です。
ドライブセレクション
ドライブセレクションは、ガソリン車専用の装備です。
スイッチを「SPORT」にすると、エンジン回転を広範囲で活用しスムーズな加速性に切り替わります。
スポーティな運転をしたい場合や登坂路などでの走行に適しています。
この他に加飾や装備などで違いがありますが、ディーゼル車とガソリン車と言うよりもグレードの違いによって差別化されています。
CX-5 ディーゼルとガソリン車の売れ筋グレードは?
オートオークションで過去3ヶ月分のCX-5流通データを調査したところ、ディーゼル車では「XD Lパッケージ」、ガソリン車では「25S Lパッケージ」がそれぞれ流通最多となっていました。
それぞれ価格に対して装備の充実度が高く、その優れたコストパフォーマンスで多くのユーザーに選ばれたものと考えられます。
CX-5 ディーゼルの売れ筋は「XD Lパッケージ」
CX-5のディーゼル車では「XD Lパッケージ」が全216台中120台と過半数(55.5%)をシェアしています。
続く第2位の「XDプロアクティブ」は85台、39.3%と約4割を占め、上位2グレードで9割以上となっていました。
CX-5 ガソリン車の売れ筋は「25S Lパッケージ」
一方でガソリン車の売れ筋は「25S Lパッケージ」で32台、全体(85台)の37.6%を占めていました。
第2位の「20Sプロアクティブ」は僅差の30台で35.2%をシェア。上位2グレードで7割以上の流通量です。
CX-5 ディーゼルとガソリン車の維持費を比較
比較項目 | XDプロアクティブ(ディーゼル車) | 20Sプロアクティブ(ガソリン車) |
---|---|---|
価格 | 3,115,800円 | 2,802,600円 |
価格差 | +313,200円 | |
自動車取得税 (新車購入時の税金) |
0円 | 70,000円 |
重量税 (新車購入時) |
0円 | 49,200円 |
購入時のエコカー減税を考慮した価格差 | +194,000円 | |
自動車税 (翌年分) |
11,000円 | 39,500円 |
平均実燃費 | 14.1km/L | 11.2km/L |
ガソリンタンク容量 | 56L | 56L |
ガソリンの種類 | 軽油 | レギュラー |
満タンで走れる距離 (5リッター残し) |
719.1km | 571.2km |
※実燃費は市街地や幹線道路、高速道路を含んだ平均の実燃費数値です。
ディーゼル・ガソリン車の価格差194,000円を燃費で埋めるにはどの位掛かる?
※リッター単価:軽油110円/レギュラーガソリン130円で計算
- ディーゼル車 14.1km/L
10000÷14.1≒709.2リッター
709.2×110円=78,012円 - ガソリン車 11.2km/L
10000÷11.2≒892.8リッター
892.8×130円=116,064円
CX-5で10,000km走行すると、ディーゼル車の燃料代はガソリン車より38,052円安い結果となりました。
この金額差でディーゼル車とガソリン車の車両価格差194,000を埋めるには、
194,000÷38,052≒5.09万キロの走行距離が必要になります。
多くのユーザーの年間走行距離は約1万キロと言われているので、週末に買い物やドライブで乗る程度だと、元を取るのに5年と少しかかる計算になります。
車検2回通せばペイできる感覚なので、少し頑張れば行けそうですね。
もっと乗って年間2万キロ走行なら約2年半なので車検1回でペイ、年間3万キロ走行まで乗り倒すなら更に短縮されます。
CX-5の場合、ディーゼルの好燃費でガソリン車との差額を取り戻すのは十分に可能とわかりますが、より精密なシミュレーションをするなら、自分の欲しいオプションをつけたトータル金額で計算しましょう。
CX-5 ディーゼルとガソリン車の加速や静粛性、乗り心地の違いは?
乗り心地は同等、トルクフルな加速で運転が楽なのはディーゼル車
CX-5の走行性能をディーゼル車/ガソリン車のそれぞれ乗り比べたところ、やはりトルクの太さで余裕があり、運転が楽なのはディーゼル車でした。
車重を活かした路面への吸いつきと挙動の安定感と、ハンドリングのしっくりした軽さを兼ね備えており、女性や高齢者にも運転しやすいでしょう。
それでいながら軽快な乗り味も感じられ、思っていたよりスポーティなドライビングを楽しめる印象です。
過不足のない加速、静粛性はガソリン車
対するガソリン車はトルク感こそ薄いものの、スッキリとしたスピードの伸びが感じられ、運転する楽しさが感じられます。
ディーゼル車よりも車重が軽いため、ノーズのブレも少なく機敏な走りに合わせてエンジン音も静かで心地よく、「いい車に乗っている感」でリードしています。
全体的にマイルド志向ならディーゼル車、スポーティ志向であればガソリン車がおすすめ、と言えます。
ただし、実際に乗ってみると自分自身との相性がありますから、他人の意見はあくまでも参考としつつも、実際にどちらも試乗させてもらうとよりよい選択ができるでしょう。
CX-5 ディーゼルとガソリン車どちらが売れているか?販売の比率を公開
現行型CX-5は2016年12月から発売されています。
2017年1月~2019年6月まで当サイト(クルマを買う!)で調査・集計してきたCX-5の販売データを基に、ディーゼル車とガソリン車のどちらがより売れているのか、販売比率をまとめました。
- CX-5 ディーゼル車 71.7%
- CX-5 ガソリン車 28.3%
約2年半のトータルでは、ディーゼル車の方がガソリン車より40%以上も多く売れていることがわかります。
CX-5 ディーゼルとガソリン車、下取りが高いのはどっち?
CX-5のディーゼル車とガソリン車では、どちらがより高く下取りして貰えるでしょうか。2019年8月現在の業者オークション相場から、2年落ち&4年落ちの下取り相場をそれぞれ比較してみましょう(走行距離1万キロ/年前後で算出)。
比較項目 | XDプロアクティブ(ディーゼル車) | 20Sプロアクティブ(ガソリン車) |
---|---|---|
2年後の下取り価格 | 235.4万円(78.4%) | 225.1万円(83.7%) |
4年後の下取り価格 | 160.9万円(54.7%) | 133.5万円(52.3%) |
※カッコ内は当時の新車価格に対しての残価率です
2年落ち時点ではガソリン車が5%ほど高リセールとなっているものの、4年落ちになるとモデルチェンジを経たこともあって大きく値下がりし、ディーゼル車に逆転されています。
これを見ると、短期的な買い替えではガソリン車が有利ですが、長期的に保有する場合は年式による値下がり幅が小さめなディーゼル車の方が有利となりやすい傾向がうかがわれます。
CX-5 ディーゼルとガソリン車のメリットは?
CX-5ディーゼル車のメリットは?
- ガソリン車よりも燃費が良く、軽油の単価も安いのでガソリンスタンドでの支払い額が少なく済む
- 低速でもトルクが大きいので、市街地では加速に余裕がある
- ナチュラルサウンドスムーザーの効果のためか走行中は静かで、ガソリン車とほとんど同じように感じる
- 全てのグレードでFF、4WD車ともに設定されているので、グレードを選ぶときに制約がない
CX-5ガソリン車のメリットは?
- ディーゼル車に比べると、およそ30万円安い価格
- アクセルを踏んだときの自然な加速フィーリングが良い
- 2.5リットルエンジンはさらに太いトルクがあるので、加速性に優れる
- 2.5ターボなら、さらにパワフルな走りで高速道路での移動も楽で快適
CX-5 ディーゼルとガソリン車の欠点・弱点は?
CX-5ディーゼル車の欠点・弱点は?
- ガソリン車と比べると、およそ30万円価格が高い(ターボ除く)
- 高速域では加速が鈍くなり、エンジンの伸びが足りない
- ガソリン車よりアクセルを踏んだ時のレスポンスが良くない
- アイドリング中は、ディーゼルエンジン特有のカラカラ音が聞こえてしまう
CX-5ガソリン車の欠点・弱点は?
- ディーゼル車に比べて燃費が劣る
- 2.0リットルエンジンでは加速力不足を感じる
- 2.0リットルエンジンのグレードでは、4WD車が設定されていない
- 2.5ターボでもサンルーフを選択できない
買うならCX-5 ディーゼルとガソリン車どっち?
以上、CX-5のディーゼル車とガソリン車を比較してきましたが、結局どっちを購入すればいいか?と訊かれると、ニーズによって違ってきます。
ごく短い周期で買い替えるユーザーならガソリン車がトータルコストで優位ですが、長く乗る&走る方ならリセールも含めてディーゼル車で逆転可能です。
後は自分自身との相性ですが、こればかりは実際に乗ってみないと何とも言えないため、理論はあくまでも参考として、ディーラーでディーゼル車とガソリン車の両方とも試乗させてもらうのが一番納得できるでしょう。
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
夢カー中古車買取はこちら
初回から限界の買取金額を提示します!
CX-5の値引き交渉のノウハウはこちら
当サイト(クルマを買う!)のCX-5値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がCX-5を限界値引きで購入しています。
今月のCX-5の値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。