ロッキーのグレード体系は比較的シンプルですが、それでも迷ってしまうのが人情というものでしょう。特に、
- Gではなくプレミアムを選ぶ価値はある?
- GとXはどこが違うの?
- XとL、コストパフォーマンスが高いのはどっち?
などが気になるところではないでしょうか。
このページではそんな悩みを解決できるよう、ロッキーのグレードごとの装備の違いや価格差が妥当かどうかなどを検証しながら、おすすめグレードを紹介します。
更に主要装備についても詳しく解説すると同時に、ペダルの踏み間違いによる暴走事故を抑制する「踏み間違い防止機能」はどのグレードに付いているのかについても紹介。
また、売れているグレードの人気ランキングも紹介しているので、ロッキーのグレード選びの参考にどうぞ。
ロッキーのグレード一覧
グレード名 | 価格(円) | WLTCモードカタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
1.0 L | 1,705,000 | 18.6 |
1.0 X | 1,848,000 | 18.6 |
1.0 G | 2,002,000 | 18.6 |
1.0 プレミアム | 2,200,000 | 18.6 |
1.0 L 4WD | 1,944,800 | 17.4 |
1.0 X 4WD | 2,086,700 | 17.4 |
1.0 G 4WD | 2,224,200 | 17.4 |
1.0 プレミアム 4WD | 2,422,200 | 17.4 |
※グレード名冒頭の数字は排気量です。1.0=1000cc
ロッキーのグレード一覧を見ても価格が分かるだけで、グレードの違いや装備は分かりませんね。ここから気になる人気グレードの違いを詳しく説明します!
ロッキーの売れ筋グレードを比較!グレード間の装備の違いと価格差は妥当か?
ロッキーの装備は、ダイハツ発表の公式装備一覧表を基にしています。
ロッキー 1.0 プレミアムと1.0 Gの違い
比較項目 | 1.0 プレミアム |
---|---|
装備の違い | LEDフットイルミネーションランプ 運転席・助手席シートバックポケット 本革巻ステアリングホイール&シフトノブ ファブリック+ソフトレザー調シート ブラインドスポットモニター リヤクロストラフィックアラート |
価格 | 2,200,000円 |
比較項目 | 1.0 G |
---|---|
装備の違い | 助手席シートバックポケット ウレタンステアリングホイール ファブリックシート |
価格 | 2,002,000円 |
価格差:1.0 プレミアムの方が198,000円高い
ロッキーの2WD車の1.0 プレミアムと1.0 Gの比較です。
198,000円高い1.0 プレミアムは、安全運転支援システムで1.0 Gに差を付けるほか、内装にもコストが掛けられています。
あると特に便利な装備を赤字で示したぞ。以下で紹介しよう!
ブラインドスポットモニター
※1.0 Gは66,000円でメーカーセットオプション設定
隣の車線の斜め後方から接近する車両を検知すると、ドアミラーインジケーター点灯で知らせ、更にその方向にウインカーを出すとドアミラーインジケーター点滅とブザー音を注意を促す装備です。
死角にいる車両に気付かずに車線変更しようとして、ヒヤっとした経験がある人も多いと思いますが、この装備があればそんな失敗もなくなることでしょう。
リヤクロストラフィックアラート
※1.0 Gは66,000円でメーカーセットオプション設定
バックで出庫する際、後方左右から接近する車両を検知すると、ドアミラーインジケーター点滅とブザー音でドライバーに注意を促す装備です。
バックでの出庫は左右が見辛いので、一歩間違えると接触事故が起きかねませんが、この装備があればリスクがグっと減ります。
本革巻ステアリングホイール&シフトノブ
プレミアムには、本革巻きのステアリングとシフトノブが奢られています。
見た目の質感アップはもちろん、手に馴染む握り心地は運転する楽しみを感じられるでしょう。
ファブリック+ソフトレザー調シート
座面・背面はファブリックですが、サイドサポートとヘッドレストはレザー調の素材でコーディネートされています。
見た目の上質さ、体に触れる高級感はうれしいですね。
内装の上質さにこだわるならプレミアム一択になるが、ちょっと割高に感じられる。内装にそこまでこだわらないなら、Gにブラインドスポットモニター+リヤクロストラフィックアラートを付けて乗る方がお買得だ。
ロッキー 1.0 Gと1.0 Xの違い
比較項目 | 1.0 G |
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装備の違い | 195/60R17タイヤ メッキドアアウターハンドル オートレベリング機能&サイドビューランプ付LEDヘッドライト LEDシーケンシャルターンランプ LEDフォグ&リヤフォグランプ+フロントLEDイルミネーションランプ 6スピーカー ソフトレザー調パッド付ドアアームレスト&センターコンソールボックス 運転席・助手席シートヒーター 助手席シートアンダートレイ 全車速追従機能付ACC レーンキープコントロール |
価格 | 2,002,000円 |
比較項目 | 1.0 X |
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装備の違い | 195/65R16タイヤ ボディ同色ドアアウターハンドル マニュアルレベリング機能付LEDヘッドランプ 4スピーカー |
価格 | 1,848,000円 |
価格差:1.0 Gの方が154,000円高い
ロッキーの2WD車の1.0 Gと1.0 Xの比較です。
154,000円高い1.0 Gは灯火類や安全運転支援システム、快適装備が充実しています。
ただし、乗り心地の面ではタイヤハイトが高い1.0 Xの方がソフトです。
特にニーズの高い装備を赤字で示したぞ。以下で解説しよう!
オートレベリング機能&サイドビューランプ付LEDヘッドランプ
1.0 GのLEDヘッドランプは、荷室に重い荷物を載せた時などにヘッドランプの光軸を自動で調整するオートレベリング機能と、ステアリングを切った方向を照らしたり、バックする時に左右を照らして安全確認をサポートするサイドビューランプが付きます。
1.0 XのLEDヘッドランプは光軸調整を手動で行う必要があり、サイドビューランプも付きません。
LEDフォグ&リヤフォグランプ+LEDイルミネーションランプ
LEDフォグランプは、濃霧などの悪天候時にヘッドランプの明かりを補助して視界を確保するランプ、LEDリヤフォグランプは、濃霧などで視界が悪い時に後続車に自車の存在をアピールするランプです。
またLEDイルミネーションランプは、昼間走行時にも点灯して対向車や歩行者などからの視認性を高めるランプになります。
いずれも絶対必要というほどではありませんが、安全性の観点から付いている方がベターです。
運転席・助手席シートヒーター
※Xは40,700円でメーカーセットオプション設定
運転席と助手席の座面とシートバックを直接暖める装備で、エアコン暖房だけの場合よりもずっと暖かく過ごせます。
真冬でも晴れた日ならシートヒーターだけ過ごせることもあるので、エアコンの風が苦手な人には特に好適と言えるでしょう。
全車速追従機能付ACC
全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)は、先行車がいない場合は設定した速度で定速走行、先行車がいる場合は適切な車間距離を保ちながら自動追従走行する機能です。
先行車が停止すれば自車も自動で停止し、先行車が発進した場合はスイッチひとつで自動追従運転に戻ります。
アクセルペダルを踏み続けずに済み、車速のコントロールをクルマに任せられるので、精神的・肉体的負担が軽くなるのがメリットです。
レーンキープコントロール
約60キロ以上で全車速追従機能付ACCをオンにして走行中、車線中央を走行するようハンドル操作をアシストします。
特に高速走行時は、疲れや注意力散漫により車線からはみ出しそうになることもありますが、この装備があればそうした時も安心です。
Gは装備が充実しているので、Xより154,000円高くても納得がいく。でも街乗りメインなら全車速追従機能付ACCなどはなくても困らないので、Xでも十分満足できるだろう。
ロッキー 1.0 Xと1.0 Lの違い
比較項目 | 1.0 X |
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装備の違い | ピアノブラック調フロントグリル&バックドアガーニッシュ スーパーUVカット・UVカット・IRカット機能付ガラス 運転席シートリフター アクティブマルチインフォメーションメーター メッキインナードアハンドル&エアコンレジスターノブ フロントコンソールサイドシルバー加飾 レジスター加飾 フルオートエアコン 4スピーカー 16インチアルミホイール |
価格 | 1,848,000円 |
比較項目 | 1.0 L |
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装備の違い | UVカット機能付ガラス 自発光式メーター+マルチインフォメーションディスプレイ マニュアルエアコン 2スピーカー 16インチスチールホイール+ホイールキャップ |
価格 | 1,705,000円 |
価格差:1.0 Xの方が143,000円高い
ロッキーの2WD車の1.0 Xと1.0 Lの比較です。
143,000円高い1.0 Xは内外装がワンランク上で、ガラスの性能も高くなっています。
特にニーズの大きい装備を赤字で示したので、以下で解説しよう!
スーパーUVカット・UVカット・IRカット機能付ガラス
車内に差し込む日差しに含まれる紫外線は日焼けの要因となりますが、スーパーUVカットガラスは約99%、UVカットガラスは約90%遮断します。
また日差しに含まれる赤外線は室温上昇の要因になりますが、IRカットガラスは赤外線を有効に遮断する機能があります。
1.0 XはフロントウィンドウガラスにUVカット&IRカット機能が、フロントドアガラスにスーパーUVカット&IRカット機能が付くので、車内環境は快適です。
1.0 LのガラスはUVカット機能のみなので、日焼けや室温上昇が起きやすいと言えます。
アクティブマルチインフォメーションメーター
フル液晶風のディスプレイに、エンジン回転や外気温、瞬間燃費や平均燃費など様々な情報を表示する装備です。
好みや気分に応じて先進/ワクワク/シンプル/アナログの4種類の表示を切り替えられるので、便利なだけでなく楽しさも演出してくれます。
快適性や内外装の質感を重視するなら、Xを買った方が後悔しないだろう。でも143,000円の価格差は大きいので、割り切ってLを選ぶのも悪くないぞ。贅沢を言わなければ、コストパフォーマンスはLの方が高いと言えそうだ。
アクセル踏み間違い防止機能の付いたロッキーのグレードは?
ロッキーのアクセル踏み間違い防止機能は「ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)」が該当し、全車に標準装備されます。
ブレーキ制御付誤発進抑制機能について、以下で解説しよう!
ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)
ステレオカメラやソナーセンサーが前方に、またはソナーセンサーが後方に障害物を検知している状況でアクセルを強く踏み過ぎてしまった場合、自動ブレーキを掛けてクルマが急発進するのを防ぎます。
約10キロ以下で走行中に限られるなど、作動には条件があるので過信は禁物ですが、暴走事故を抑制する一定の効果が期待できるでしょう。
ロッキーの売れ筋人気グレードランキングと販売比率2023年10月現在
ロッキーのグレードがどうしても決められない場合、売れ筋の人気グレードや販売比率を参考にするといいでしょう。
ここでは、実際の流通台数を調査してロッキーの人気グレードをランキングにしてみました。
※売れ筋グレードランキングの根拠は、過去3か月間の中古車オートオークション(USS,TAA,HAA,CAA,JU,アライ,ベイオーク,ミライブ他)での合計取引台数を元にランキングしています。
順位 | グレード名 | 台数と販売比率 | 3年落ちのリセール |
---|---|---|---|
1位 | 1.0 G | 125 (36.9%) |
80.4% |
2位 | 1.0 プレミアム | 86 (25.4%) |
79.2% |
3位 | 1.2 プレミアム G HEV | 56 (16.5%) |
— |
4位 | 1.0 L | 25 (7.3%) |
— |
5位 | 1.0 X | 21 (6.2%) |
80.6% |
6位 | 1.2 プレミアム G | 9 (2.6%) |
— |
7位 | 1.0 プレミアム G | 8 (2.3%) |
— |
8位 | 1.2 X | 6 (1.7%) |
— |
9位 | 1.2 X HEV | 2 (0.5%) |
— |
ロッキー 1.0 Gの流通台数が最も多く、売れ筋のグレードランキング1位となっています。
3年落ちのリセールは、1.0 Xが1位です。
ロッキーのおすすめグレードはコレ
- ロッキー 1.0 L
- ロッキー 1.0 プレミアム
ロッキー 1.0 Lおすすめの理由
ロッキーのグレード展開は、基本的に4タイプがラインナップされています。
この中からコストパフォーマンス重視でおすすめをあげるなら、「1.0 L」です。
快適装備がやや物足りないものの、耐えられないほどではありませんし、最廉価グレードながら必要十分な安全装備が揃っている点は評価できます。
ある程度割り切りは必要ですが、価格が安い割には大きな不満なく使えるはずです。
ロッキー 1.0 プレミアムおすすめの理由
人気の面でロッキーのおすすめグレードをあげるなら、売れ筋ランキングナンバーワンの「1.0 プレミアム」です。
単に人気があるから安心というだけでなく、最上級グレードならではの充実した装備も魅力にあげられます。
価格は高いものの、予算が許せば所有している間の満足感が得られるはずです。
ダイハツ ロッキー おすすめグレードの乗り出し価格は
ロッキーのおすすめグレードの見積シミュレーションです。
値引きや人気オプションを含めたリアリティのある乗り出し価格なので、参考にしてみて下さい。
ロッキー 1.0 L乗り出し価格
グレード名 | ロッキー 1.0 L |
---|---|
車両本体価格 | 1,705,000円 |
メーカーオプション名 | シャイニングホワイトパール |
メーカーオプション価格 | 33,000円 |
ディーラーオプション名 | ナビ ETC ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 224,521円 |
諸費用 | 147,580円 |
車両目標値引き | ▲120,000円 |
オプション値引き | ▲45,000円 |
乗り出し価格 | 1,945,101円 |
メーカーオプションは人気色のシャイニングホワイトパールを選択、ディーラーオプションは人気のドライブレコーダー等を選び、値引きを入れて乗り出し価格194.5万円となりました。
ロッキー 1.0 プレミアム乗り出し価格
グレード名 | ロッキー 1.0 プレミアム |
---|---|
車両本体価格 | 2,200,000円 |
メーカーオプション名 | 2トーンカラー BSM パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック |
メーカーオプション価格 | 191,400円 |
ディーラーオプション名 | ナビ9インチ ETC2.0 ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 349,041円 |
諸費用 | 155,680円 |
車両目標値引き | ▲120,000円 |
オプション値引き | ▲70,000円 |
乗り出し価格 | 2,706,121円 |
メーカーオプションにはブラインドスポットモニターと、イメージカラーであるブラックマイカトレッドの2トーンカラー、ナビアップグレードパックを付けて、ディーラーオプションは9インチナビのドラレコプラン、ETC2.0他を選び、値引きを入れて乗り出し価格270.6万円となりました。
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。