ハスラーで巡る伊豆ドライブ紀行・熱川にある王道の観光スポットで癒しを感じる

熱川ドライブ

筆者は静岡県の伊豆地方に住んでいるが、伊豆は海と山に囲まれた土地柄、風光明媚な観光名所が数多く存在する。

また、東伊豆を中心に様々なカテゴリーの美術館・博物館やテーマパークが点在しているなど、観光スポットには事欠かない。

さらに、海沿いの道路や山間を縫うようなワインディングロードなど、ドライブコースのメッカでもある。

つまり、伊豆はドライブ旅行をするには打ってつけの場所、ということだ。

今日は数多い伊豆のドライブコースの中から、東伊豆の中ほどにある温泉郷、熱川に出掛けることにした。

なぜ熱川を選んだかというと、以前訪れたことのあるこの地の動植物園「熱川バナナワニ園」が楽しかったので、再度訪れてみたくなったからだ。

前回は車を手放していた時期だったので伊豆急行線を利用したのだが、とにかく本数が少ないので、行きも帰りも時刻表に気を使いながらで煩わしかった。

今回はマイカーを利用するので、出発時刻も帰る時刻も思うがままだ。

こういう点も、カーライフの醍醐味のひとつといえるだろう。

宇佐美~熱川ドライブマップ

愛車スズキ・ハスラーのこと

ハスラー熱川

熱川へのドライブを綴る前に、本日の足に使った愛車「スズキ・ハスラー」を紹介しておこう。

2019年1月に納車されたばかりのホヤホヤの新車で、グレードは「G」、駆動方式は4WD、トランスミッションは5速MTだ。

何故ハスラーを選んだかというと、自分がマイカーに望む3つの条件「車中泊ができること(自宅が被災した場合にありがたい)」、「ワインディング走行をそれなりに楽しめること(伊豆はワインディングロードばかりなので必須条件」、「狭い道路での離合が楽なこと(自宅周辺の道路がかなり狭い)」を満たす数少ない車種だったからである。

また、伊豆はとにかく坂が多いので、できればパワーに余裕のあるターボ車が望ましかったのだが、惜しむらくはハスラーのターボ車にはMTの設定がない。

筆者は特にMT派というわけではなく、ハスラーの前はAT車に乗っていたのだが、久々にMTならではのドライビング・プレジャーを味わいたかった。

そこで、今回の買い替えはターボ付きであることよりもMT仕様であることを優先したというわけだ。

それに、MT車は操作の特性上、ペダルの踏み間違いによる暴走事故を起こしにくいメリットもあるので、その意味でもMTを選びたかった。

ハスラーのマニュアル車

ちなみに、シフトノブの感触にこだわる方なので社外品に交換済だ。

そしてボディカラーだが、ご覧のとおりの派手なピンクである。

筆者は初老の域に達したオジサンだが、ピンクはオジサンにはもっとも似つかわしくない色のひとつだろう。

しかし、シルバーなどの地味な色の車に乗っていると気持ちまで老けこんでしまいそうだったので、思い切って派手な色を選んだ。

また、雪国でもない伊豆に住んでいるのに4WDを選んだのは、4WDの方がクルマのイメージにマッチするから、というアバウトな理由。

それと、口コミで指摘されているハスラーの欠点を解消するため、様々なモディファイを施している。

足回りはタイヤ、ホイール、ショックアブソーバー全て社外品に交換し、ボディにはモノコックバーやストラットタワーバーなどの補強パーツを取り付けてある。

ハスラーのストラットタワーバー

写真はエンジンルーム内のストラットタワーバーだが、ほかにも下回りにモノコックバーを、荷室部分にリアトランクバーを装着してある。

そのため、ハンドリングや乗り心地はノーマルよりも確実に向上しているはずだ。

また、エンジンのライトチューンとしてサブコンピューターやスロットルコントローラーを装着しているので、ノーマルよりパワフルになっているはずである。

「はず」と言っているのは、実は(ノーマルの)ハスラーに試乗したことがないので、比較のしようがないのだ。

NA+MT仕様の試乗車を探すのも面倒だったので(用意している販売店はごく少ないと思われる)、試乗もせず購入という暴挙?に出てしまった。

ハスラーはカッコに惚れて買うクルマなのでそれでも問題ないだろう、などと勝手に納得している。

道の駅 伊東マリンタウンに寄り道

伊東マリンタウン

昨日の雨は上がり、出掛ける時にはドライブ日和となっていた。

自宅を出発し、国道135号線と交わるT字路を右折し下田方面へ向かう。

この道路は土日は結構混雑するのだが、今日は平日なので空いており、気持ち良く走れる。

また、海沿いを走る区間も多く、随所に素晴らしい景観が臨めるスポットがあるのも嬉しい。

街道の海側にある道の駅、「道の駅 伊東マリンタウン」もそうしたスポットのひとつだ。

ここは土日は駐車場がかなり混むのだが、今日は空いているだろうと思い、立ち寄ってみることにした。

道の駅 伊東マリンタウン

写真はバザール棟と呼ばれる建物だが、カラフルで見るからに楽しげな雰囲気だ。

棟内には多数の土産物屋やレストランがあるので、ちょっと中の様子をのぞいてみることにした。

伊東マリンタウン お土産コーナー

2階にあるレストラン街の通路から1階の土産物屋コーナーを臨むと、こんな情景が広がる。

お土産のバラエティは実に多彩なので、どれを選んだらよいか迷ってしまうに違いないが、それもまた楽しいひと時に違いない。

中にはその場で食べられる物を売っている店があるのも、嬉しい点だ。

当初は眺めるだけのつもり入った筆者だが、「磯揚げ まる天」というお店の磯揚げがとても美味しそうだったので、つい購入してしまった。

丸天 伊東マリンタウン

帰宅後にいただいたが、見た目に違わぬ美味しさだったので是非ともおススメしたい。

買い物が済むと、遊歩道に出て海(相模灘)の写真を撮影。

伊東から初島を望む

中央部に見える小さな島は初島だが、観光スポットとしてかなり人気があるようだ。

また、遊歩道からマリンタウン側を見ると、写真のように多数の船が並ぶ賑やかな風景が目に入る。

マリンタウン ヨットハーバー

そして道の駅 マリンタウンを後にし、再び熱川を目指して走り出す。

135号線のワインディングを楽しむ

しばらくは海沿いの平坦な道が続くが、やがて海とお別れし内陸側に入っていく。

そこからはカーブと勾配が多くなり、トンネルも出現する。

ハスラーのエンジンはスペック上は非力な660cc NAだが、適切なギアさえ選んでいれば、上り坂でも特に痛痒感はない。

おそらく、サブコンピューターによるパワーアップが少なからず効いているのだろう。

また、信号待ちからの発進時にエンストすることもないが、これは筆者の腕というより、スロットルコントローラーの効果に違いない。

それに、下り坂でのエンジンブレーキの効きも十分だし、社外品の高性能ブレーキパッドの効果かフートブレーキのフィールもいい。

ハンドリングに関しても、トレッドが狭い上に背の高い軽SUVながら、不安定さは全く感じられない。

ロールは少なく、操舵に対するレスポンスも適度にシャープだ。

それに加えて狙ったとおりのラインをトレースできるので、ワインディングロードを気持ちよく走れる。

こうしたハンドリングが得られるのは、おそらくボディ補強パーツによる剛性アップも効いているのだと思う。

そんなわけでハスラーの運転はなかなか楽しく、気分が高揚する。

途中で天気予報とは裏腹に小雨が降り出してきたので、ワイパーを間欠モードで作動させた。

フロントウィンドウの天地の丈が小さいハスラーはワイパーアームも短く、チョコチョコした動きがかわいい。

そして赤沢温泉を過ぎたあたりで道路は再び海岸沿いに出るが、海が車窓のすぐ左側に広がるので、走っていてとても気持ちがいい。

そうこうするうちに、目的地の熱川が近づいてきた。

熱川バナナワニ園に到着

熱川バナナワニ園

熱川は決して温泉だけの街ではなく、数々の観光スポットがある。

その中でもっともメジャーなのが、冒頭でも取り上げた「熱川バナナワニ園」だろう。

熱川バナナワニ園は開園以来60年以上に及ぶ歴史を持ち、読んで字のごとくバナナをはじめとする熱帯植物と、ワニやゾウガメ、レッサーパンダなどの動物が展示されている。

3か所ある駐車所のうち第二駐車場に停めたが、平日のためかほかに駐車している車はなく、「ぼっち」だった。

熱川バナナワニ園の駐車場にハスラー

入園料は、公式ホームページに記載されている割引券を利用すると100円引きになり、大人で1400円だ。

筆者は動物や植物に癒しを感じるタイプなので、ワクワクした気分で入園した。

3か所に分かれている施設のうち、まず「本園・ワニ園」から観たが、入口から少し進むと、まず写真の子ワニを見ることができる。

熱川バナナワニ園の子ワニ

大人のワニは近寄り難い恐ろしさがあるが、子ワニはあどけなくて可愛い。

さらに奥に進むと、2匹の子ワニがツーショットでこちらをじっと見つめていた。

ワニからイメージされる獰猛さとは程遠いユーモラスな姿に、思わず頬が緩む。

熱川バナナワニ園の子ワニ2ショット

続いては「分園・果樹園」に足を運んだが、ここではレッサーパンダが数頭飼育されている。

熱川バナナワニ園のレッサーパンダ

写真のレッサーパンダはじっと動かないまま佇んでいたが、せわしなく動き回る個体もいるなど、個性豊かだ。

みな顔つきがとても愛くるしく、観ているだけで癒される。

この後、熱帯植物が展示されている温室に入ったが、寒い外とは対照的な温かさにほっこりする。

それに加え、南国的で緑豊かな空間は外界とは別世界という感じで、とても居心地がいい。

バナナの木も勿論展示されているが、写真のように成長の過程も展示されているので勉強になった。

熱川バナナワニ園のバナナの成長

そして展示の最後にテラスに出るが、そこは伊豆大島を臨む絶景スポットになっている。

雨上がりのためいくぶん霞掛かってはいたものの、気持ちの良い景観が楽しめた。

熱川バナナワニ園から望む

時計に目をやると正午を回っていたので、残る「本園・果樹園」に向かう前に、テラスの下にあるフルーツパーラーでランチを取ることにした。

メニューにはカレーライスやピラフなどのご飯ものもあったが、ここで食べるからにはフルーツを使った食べ物が相応しいと思い、フルーツサンドセット(1,200円)と名物のバナナパフェ(750円)を注文。

会計先払いのシステムだったが、対応したウエイトレスさんは愛想があり、良い気分になれた。

待つこと数分、まずバナナパフェを持ってきてくれた。

バナナパフェ

思えば、パフェなどというオシャレなものを食べるのは20年ぶり以上のことだが、見た目を裏切らない美味しさに大満足だった。

バナナは取れたてだけあってとてもフレッシュで、生クリームやバニラアイスとのコンビネーションも抜群。

そして、半分くらい食べたところでフルーツサンドセットが到着。

熱川バナナワニ園のフルーツサンド

こちらもイチゴ、バナナなどのフルーツと生クリームのマッチングが絶妙で、とにかく美味しい。

また、パンも柔らかくしっとりしているので、食感も申し分ない。

この2点は選んで大正解だったので、皆さんにもおススメしたい。

パーラーを出る際にウエイトレスさんに「美味しかったです」と言ったところ、「ありがとうございます。」と言いながらとても嬉しそうな笑顔を見せてくれた。

こうした触れあいは、心が和む。

そして分園・植物園を後にし、「本園・果樹園」に足を向ける。

ここの温室では、「ザ・熱帯の花」といってもよいブーゲンビレアも栽培されていた。

熱川バナナワニ園のブーゲンビレア

色鮮やさに心奪われると同時に、しみじみ熱帯植物園はいいなと思った。

このほかに熱帯スイレンを栽培している温室もあるが、ここでは癒しの空間が広がっていた。

熱川バナナワニ園の熱帯スイレン

ここにいると日頃のストレスなど忘れてしまい、とても穏やかな気分になれる。

熱川温泉さくらやまパークに立ち寄る

充実感に満たされつつ熱川バナナワニ園を後にしたが、帰路に着く前にもう一箇所見たい観光スポットがあった。

それは、伊豆熱川駅の北側にある公園「熱川温泉さくらやまパーク」だ。

無料で入園できる場所で、景観の良さから隠れた人気スポットになっているらしい。

車では行くことができないので、ハスラーは駐車場に停めたまま徒歩で目的地を目指す。

伊豆急行線のガード下をくぐり抜けると、左側に日本仮面歴史館があるが、その先の狭い路地が公園の入り口になっている。

さくらやまパーク入り口

道は狭く勾配も結構急なので、ちょっとした登山気分に浸りながらしばらく進むと、左側に荒れ果てた廃墟が見えてきた。

さくらやまパークへ向かう途中の廃墟らしき建物

ちょっと不気味ではあるが、こういうさびれた雰囲気も嫌いではない。

その少し先には、思いがけず鮮やかな河津桜が咲いており、目を楽しませてくれた。

さくらやまパークへの道中

さらに足を進めると、程なくしてお目当ての熱川温泉さくらやまパークが見えてきた。

熱川温泉さくらやまパーク

パークとはいっても殺風景で、平日のためか人っ子一人いない寂しい場所だったが、噂どおり景観は抜群だった。

伊豆大島や新島、三宅島などの島々が一望できる絶景は、熱川バナナワニ園のテラス以上といえるだろう。

しばし眺望を楽しみ満足すると、踵を返してハスラーのある駐車場に向かった。

これで、本日のドライブは終了だ。

東伊豆・熱川をドライブしてみて

ハスラー後ろから

熱川バナナワニ園では計3,350円の出費となったが、視覚と味覚が満たされたので十分元手は取れた。

熱川バナナワニ園は老若男女問わず誰でも楽しめると思うので、是非とも一度は訪れてみて欲しい。

一方、熱川温泉さくらやまパークは、わざわざここだけを目指して訪れるほどの場所ではないと感じたが、ほかの観光スポットを訪れたついでに立ち寄るには良い場所だろう。

また、今日走ったルートは海あり山ありでバラエティに富み、信号も少なく快適に走れるので、ドライブコースとしてもおススメだ。