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スペーシアに欠点・デメリットはあるか?後悔しないためのスペーシアを徹底評価!

2023年11月に6年ぶりのフルモデルチェンジを受けたスズキの軽スーパーハイトワゴン「スペーシア」。

ここではスペーシアに欠点・デメリットはあるのか?またいいところはあるのかについて徹底評価します!

スペーシアを評価!欠点、デメリットはあるか?

スペーシアのエクステリアの欠点は?

スペーシア / スペーシア カスタムともにボディ側面に3本ものキャラクターラインが入りますが、煩雑な印象が否めません。

先代モデルではセンスの良いキャラクターラインが最小限に使われていただけに、新型ではむしろ退歩してしまいました。

またスペーシア カスタムのフロントマスクは、メッキのグリルやガーニッシュがギラついた印象を与えます。

ライバルのN-BOXカスタムがメッキパーツの使用を必要最小限に抑え、シックなイメージに仕上げられているのとは対照的です。

最近はギラギラしたマスクはトレンドではなくなっているので、どうしても時代錯誤に感じられてしまいます。

さらに、スペーシア / スペーシアカスタム共通で助手席側ドアミラーに通称耳たぶミラーと呼ばれるサイドアンダーミラーが付きますが、これも野暮ったい印象です。

ライバル車はいずれも耳たぶミラーは付かずスッキリしたデザインなので、余計に気になってしまいます。

また細かな点ですが、リアコンビランプのターンシグナルランプとバックランプにLEDではなく、豆電球が使われている点も気になるところです。

スペーシアはまだしも、せめてクールな外観をセールスポイントにするスペーシア カスタムぐらいは多少価格がアップしてもLEDを採用するべきです。

スペーシアのインテリアの欠点は?

インパネ回りなど

スペーシア カスタムのインパネアッパーやフロントドアトリムには、ワイン色に近いセミマットボルドーのガーニッシュが採用されています。

この色が好きという人なら問題ありませんが、赤っぽい色が苦手という人も中にはいるでしょう。

N-BOXカスタムやルークス ハイウェイスターはインパネやドアトリムが黒一色で、万人受けするものとなっています。

スペーシア カスタムの内装は見方によってはお洒落とも言えるですが、好き嫌いが分かれるのは問題です。

黒一色と黒+セミマットボルドーを用意し、ユーザーに選択権を与えた方が良かったでしょう。

前席

スペーシア カスタムのシート表皮は、一部がレザー調 (合皮) のファブリックです。

質感はそれなりに高いのですが、N-BOXカスタムには全面プライムスムース (合皮) 張りのシート表皮が設定されており、それと比べてしまうと見劣りが否めません。

カスタム系のシートはは全面合皮張でないと・・・という人には、スペーシア カスタムは物足りない仕様になっています。

後席

後席はクッションが平板で、サポート性に難があります。

そのためカーブでは体が左右に大きく振られてしまい、足で踏ん張らなければなりません。

さらに背もたれの取付剛性が低く、路面の段差を越えた時などにグラグラと揺れてしまうのも問題です。

こうした欠点があるため、後席はあまり居心地がいいとは言えません。

収納&荷室スペース

スペーシアの荷室フロアは低床設計のN-BOXより高く、その分積載性で劣ります。

後席使用時の荷室の奥行でも劣り、荷物を沢山積みたい時に困ることがあるかもしれません。

また後席を折りたたんで荷室を拡大した際に、後席の背もたれの先端と前席のシートバックの間に隙間が出来てしまうのも難点です。

そのため折角の荷室長をフルに使い切ることができませんし、小物類が隙間から床に落ちてしまうこともあり得ます。

N-BOXではこのような問題点はなく、総じてスペーシアの荷室の使い勝手は見劣りが否めません。

スペーシアのパワートレインの欠点は?

スペーシアのエンジン音はライバル車と比べ勇ましく、特に加速中にエンジン回転が上がった時、人によっては気になるかもしれません。

また振動も若干大きめで、特にN-BOXと比べた場合に洗練度の点で一歩を譲ります。

スペーシアの走行性能の欠点は?

スペーシアの走行性能の最大の欠点は、乗り心地の悪さです。

サスペンションが硬めの設定で、荒れた路面でゴツゴツ感が出てしまいますし、段差を乗り越えた時にはガツンと大きな衝撃が出ます。

またドアミラーの風切り音やロードノイズが大きめで、静粛性もいまひとつです。

ステアリングの操作性の点では、ステアリングレシオがスローなため交差点を曲がる時やUターンではステアリングをグルグル回す必要があります。

車が機敏に動くのを怖がる女性ドライバーのために敢えてこうした設定にしているようですが、特にカーブの連続する山道でステアリング操作が忙しくなってしまうのは問題でしょう。

スペーシアの装備面の欠点は?

スペーシアは一部グレードを除きシートヒーターが標準装備されますが、温まるのは座面だけで背もたれは温まらず、温度調整もできません。

N-BOXのシートヒーターも座面しか温まりませんが、2段階に温度調整が可能です。

またタントは温度調整こそできないものの、座面と背もたれの両方が温まります。

これらライバル車と比較すると、スペーシアのシートヒーターは機能面で物足りなさが否めません。

スペーシアの安全性能の欠点は?

フルモデルチェンジで遅まきながらSRSサイド&カーテンエアバッグシステムが全車に標準化されたスペーシアですが、残念ながらドライバーの足を保護するSRSニーエアバッグシステムの採用は見送られました。

SRSニーエアバッグシステムはルークスやデリカミニでは全車に標準装備されるので、後発モデルなのですから採用して欲しかったところです。

スペーシアの価格・グレード体系の欠点は?

従来のスペーシアはスーパーハイト系の軽自動車としては安価な価格設定が魅力でしたが、フルモデルチェンジにより価格が上昇してしまいました。

それでもN-BOXやルークスよりは低めの設定なのですが、タントよりは高くなり、リーズナブルさが薄れてしまった感は否めません。

スペーシアを評価!いいところは?

スペーシアのエクステリアのいいところは?

カスタムのギラギラしたフロントマスクは好き嫌いははっかり分かれそうですが、それはそれで持ち味になっています。

王者N-BOXカスタムが品の良いマスクに変貌しただけに、マイルドヤンキー層にはスペーシア カスタムの方が魅力的に映るでしょう。

スペーシアのインテリアのいいところは?

インパネ回りなど

スペーシアのインパネやドアトリムなどは質感の点でかなり頑張っています。

と言ってもコストの制約の大きい軽自動車なのでハードプラスチックがメインで、ソフトパッドなどは張られていませんが、質感の演出が巧みでチープさは感じられません。

特にカスタムは、随所にちりばめられたピアノブラック調の加飾やフロントドアトリムの一部に張られるファブリックが効果的で、高級感さえ醸します。

ライバルと比べても、スペーシアのインパネ回りなどの質感は高い方です。

前席

スペーシアの前席は、後席とは対照的にシートの出来が大変優れています。

サイズにゆとりがありサポート性も良好で、座り心地は申し分ありません。

前席の出来の良さでは、ライバルを越えていると言えるでしょう。

後席

スペーシアの後席は、なんと言っても業界初の「マルチユースフラップ」の採用が最大のメリットです。

マルチユースフラップは、駐車時などに足を投げ出してリラックスできる「オットマンモード」、走行中に足のホールド性を確保する「レッグサポートモード」、座面に置いた荷物のずり落ちを防止する「荷物ストッパーモード」の3つの機能を持ちます。

レッグサポートモードは、シート自体の出来の悪さをある程度カバーする効果が期待できるでしょう。

特に便利なのが、後席を荷物置き場に使いたい時に活用できる荷物ストッパーモードです。

どのライバル車にもない、アイデア賞ものとも言える機能をシートに取り入れた点は高く評価できます。

収納&荷室スペース

スペーシアは、収納がふんだんに用意されているのがいいところです。

N-BOXがモデルチェンジで収納を減らしたのに対し、スペーシアではモデルチェンジ後に収納が増えているので、いかに収納に力を入れているのかが分かります。

前席の収納はN-BOXの9か所に対しスペーシアはグレードにより11~12か所、後席の収納は中上級グレード同士でくらべるとN-BOXの5か所に対しスペーシアは7か所で、スペーシアの方が合計で4~5か所も多く用意されています。

スペーシアの収納で特に評価できるのが、ボックスティッシュが収まるインパネボックスと、紙パックも収納できるインパネドリンクホルダーです。

ボックスティッシュがむき出しにならず、使わない時は閉めて隠しておけるのはいいところです。

紙パックのドリンクまで収納できるのは、愛飲者には嬉しい点でしょう。

スペーシアなら、持ち物の多い家族が使ってもまず収納が不足することはないはずですし、使い勝手の良さにも満足できるはずです。

スペーシアのパワートレインのいいところは?

スペーシアのパワートレインは全車エンジン+モーターのマイルドハイブリッドシステムを採用、発進時や中間加速時にモーターが巧みにエンジンの力をサポートするのが特徴です。

加えてスペーシアはライバル車よりも車両重量が軽いため、アクセルを踏み込んだ瞬間にグイっと前に出る力強さがあり、ライバル車にはないメリットになっています。

欠点のところでエンジン音が大きいことを指摘しましたが、自動車らしい良い音がするので、車好きにはむしろメリットになるでしょう。

また、アイドリングストップからのエンジン再始動時にセルモーターのキュルキュル音や始動のタイムラグがないことも、マイルドハイブリッドならでは美点です。

そして、燃費の良さもスペーシアの美点のひとつ。

WLTCモードカタログ燃費はグレードにより19.8~25.1km/Lで、N-BOXの18.4~21.6km/L、ルークスの17.5~20.9km/L、タントの19.6~22.7km/Lに勝っています。

ガソリン価格が高騰している昨今、この燃費性能の高さはかなり大きなメリットです。

スペーシアの走行性能のいいところは?

スペーシアはサスペンションが硬く、乗り心地にはやや難がありますが、反面コーナリング時に踏ん張りが効きます。

旋回スピードは軽スーパーハイトワゴンの中では高い方で、強い横Gが出せるのが特徴です。

またステアリングフィールも良く、しっとしした手応えやフリクションの少ないスムーズさなど、軽自動車のレベルを超えています。

加速の軽快感と相まって、スペーシアは運転を楽しめる1台と言えるでしょう。

スペーシアの装備面のいいところは?

スペーシアには車内の空気を効率的に循環させ、前後席の温度差を解消するスリムサーキュレーターが中級グレード以上に標準装備されます。

ルークスにもサーキュレーター (名称はリヤシーリングファン) の設定がありますが、厚みがあるので頭上に圧迫感があり、薄型設計のスペーシアに見劣りします。

またN-BOXやタントにはサーキュレーターは備わらないので、スペーシアのセールスポイントにあげていいでしょう。

そして後席用に2個のUSB端子 (タイプA / タイプC)が備わるのも、スペーシアの独壇場です。

後席の乗員へのおもてなし装備は、スペーシアがライバルを凌駕しています。

スペーシアの安全性能のいいところは?

スペーシアは軽自動車で唯一、ヘッドアップディスプレイの設定 (カスタム XS系グレードに標準装備) があります。

運転に必要な様々な情報をダッシュボード上面の見やすい場所に表示し、メーターに視線を落とさず安全に運転できるのがメリットです。

コンパクトカークラスでも設定のある車種は少ないので、贅沢な装備と言えます。

また標識認識機能に、赤信号注意喚起まで備わるのはスペーシアだけです。

赤信号を見落として交差点に進入しそうになるとお知らせしてくれるので、うっかりミスによる事故を防ぐことができます。

スペーシアの総合評価

スペーシアの外装デザインは癖が強めで、特にカスタムは好き嫌いがはっかり分かそうです。

もう少しプレーンなイメージでまとめた方が、万人受けしたでしょう。

一方内装デザインはオーソドックスで癖がなく、質感も高いので合格点が与えられます。

シートは前席の出来はかなり良い反面、後席の座り心地の悪さは問題です。

マルチユースフラップの使い勝手の良さは高く評価できるのですが、シートの基本設計にもっと気を配って欲しかったところ。

荷室のスペースや使い勝手はN-BOXには劣りますが、大きな不満は出ないでしょう。

収納の多さや使い勝手は抜群で、軽スーパーハイトワゴンで随一と言えます。

動力性能と燃費性能は、軽量ボディとマイルドハイブリッドの組み合わせで軽スーパーハイトワゴンの中でトップです。

またハンドリングも良いのですが、反面乗り心地が悪く、ファミリーカーとしてみた場合無視できない欠点になっています。

快適装備や安全装備は充実していて、ライバル車と比べても勝るとも劣らないレベルです。

スペーシアを総合的に評価すると、走行性能や燃費性能の高さ、収納の多さがメリットになっています。

一方で、乗り心地の悪さや後席の出来の悪さが欠点になっているので、これらの点は要改善ポイントです。

王者N-BOXと比べると完成度で大分迫ってはいるものの、走りの質感や乗り心地、荷室の使い勝手などの面でなお一歩を譲ると言わざるを得ません。

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ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・

ディーラーに騙されないためにする事

以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。

ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。

まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。

買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。

その時の画像です。

 

買取店の査定サイトの概算相場

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概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」

ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!

その時の契約書です。

 

フィットの下取り金額

もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。

この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。

これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。

ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。

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この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。

1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。

 

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