ヴェルファイアはグレード体系が少し複雑なので、どれを選んだら良いのか迷っている人も多いはずです。特に、
- ハイブリッドとガソリン車はどっちがお買い得?
- 最低グレードの2.5 Xでも問題ない?
- 2.5Z Gエディションと2.5Zの違いは?
などが気になるところではないでしょうか。
このページでは、ヴェルファイアの売れ筋グレード同士の装備の違いや、価格差が妥当かどうかなどを検証します。
また、ペダルの踏み間違いによる暴走事故を抑制する「踏み間違い防止機能」や、シーケンシャルウインカー(流れるウインカー)は、どのグレードに付いているのかについても解説。
更に、それ以外の主要装備についても解説しながら、ヴェルファイアのお勧めグレードを紹介します。
また当社中古車販売店ならではの、業者オートオークション取引台数から割り出した、売れているグレードの人気ランキングと、3年後のリアルなリセール予測も紹介しているので、ヴェルファイアのグレード選びの参考にどうぞ。
ヴェルファイアの30後期のグレード一覧
グレード名 | 価格 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
2.5 X | 3,520,000 | 10.8 |
2.5 Z (8人乗り) | 3,864,000 | 10.6 |
2.5 Z (7人乗り) | 3,908,000 | 10.6 |
2.5 V | 4,539,000 | 10.8 |
2.5 Z “G エディション “ | 4,664,000 | 10.6 |
3.5 ZG | 5,185,000 | 10.2 |
3.5 VL | 5,260,000 | 9.9 |
3.5 エグゼクティブ ラウンジ | 7,269,000 | 10.2 |
3.5 エグゼクティブ ラウンジ Z | 7,421,000 | 9.9 |
2.5 X 4WD | 3,774,000 | 11.0 |
2.5 Z 4WD (8人乗り) | 4,119,000 | 10.6 |
2.5 Z 4WD (7人乗り) | 4,163,000 | 10.6 |
2.5 V 4WD | 4,793,000 | 11.0 |
2.5 Z “G エディション “ 4WD | 4,918,000 | 10.6 |
3.5 ZG 4WD | 5,457,000 | 9.6 |
3.5 VL 4WD | 5,383,000 | 9.9 |
3.5 エグゼクティブ ラウンジ 4WD | 7,466,000 | 9.9 |
3.5 エグゼクティブ ラウンジ Z 4WD | 7,619,000 | 9.6 |
2.5 ハイブリッド X (8人乗り) | 4,547,000 | 14.8 |
2.5 ハイブリッド X (7人乗り) | 4,590,000 | 14.8 |
2.5 ハイブリッド Z | 4,799,000 | 14.8 |
2.5 ハイブリッド V | 5,344,000 | 14.8 |
2.5 ハイブリッド ZR | 5,491,000 | 14.8 |
2.5 ハイブリッド V “L エディション“ | 5,507,000 | 14.8 |
2.5 ハイブリッド ZR “G エディション “ | 5,654,000 | 14.8 |
2.5 ハイブリッド エグゼクティブ ラウンジ | 7,599,000 | 14.8 |
2.5 ハイブリッド エグゼクティブ ラウンジ Z | 7,752,000 | 14.8 |
※グレード名冒頭の数字は排気量です。例)2.5=2500cc

次に、ヴェルファイアの最低グレードと最高グレードの乗り出し価格を見てみましょう。
ヴェルファイアの最低グレードは2.5X
車両本体価格 352万円
値引き 35万円
追加オプション 50万円
2.5Xの乗り出し価格 約375万円
ワンランク下のミニバン「エスクァイア」のガソリン車の最高グレード「Gi プレミアムパッケージ」と比べると、乗り出し価格は約27万円高価です。
見方を変えればこのXグレードなら、もうひと頑張りで憧れのヴェルファイアに手が届くことになります。
ヴェルファイアの最高グレードはハイブリッド エグゼクティブラウンジ Z
車両本体価格 775.2万円
値引き 35万円
追加オプション 50万円
ハイブリッド エグゼクティブラウンジ Zの乗り出し価格 約787万円
最低グレードの2.5 Xと比べると乗り出し価格は2倍以上で、同じヴェルファイアでもかなり差があります。
追加オプションをあれこれ欲張ると、900万円の大台に乗ることもあるでしょう。

ヴェルファイアの価格が分かったところで、ここからは気になる人気グレードの違いを詳しく説明します!
ヴェルファイアの売れ筋グレードを比較!グレード間の装備の違いと価格差は妥当か?
ヴェルファイアの装備は、トヨタ発表の公式装備一覧表を基にしています。
ヴェルファイア ハイブリッドとガソリン車の違い
比較項目 | 2.5 ハイブリッド ZR |
---|---|
パワートレイン | 2.5Lエンジン+フロントモーター+リヤモーター |
装備の違い | 225/60R17タイヤ 車両接近通報装置 ハイブリッド車専用オプティトロンメーター リラックスキャプテンシート |
価格 | 5,491,000円 |
比較項目 | 3.5 ZG(ガソリン・2WD車) |
---|---|
パワートレイン | 3.5Lエンジンのみ |
装備の違い | 235/50R18タイヤ エアロ車専用オプティトロンメーター エグゼクティブパワーシート |
価格 | 5,457,000円 |
価格差:2.5ハイブリッド ZRの方が34,000円高い
※青字は同等装備
ヴェルファイアの2.5 ハイブリッド ZRとガソリン車3.5 ZG(2WD)の比較です。
最も大きな違いはパワートレインで、ハイブリッドはエンジン+フロント&リヤモーターによる電気式4WDであるのに対し、ガソリン・2WD車はエンジンのみで前輪を駆動します。
装備を比較すると、ガソリン車3.5 ZGはタイヤやセカンドシートの仕様がワンランク上です。
3.5 ZGに付く「リラックスキャプテンシート」は、最大830mmのロングスライドが可能で、マニュアルオットマンや回転式アームレストも装備します。
装備面で一歩を譲るハイブリッド ZRがガソリン車3.5 ZGよりも34,000円高いのは、ひとえにハイブリッドユニットにコストが掛かっているからです。
ハイブリッドのメリットは圧倒的な燃費性能や静粛性に加え、電気式4WDを生かした雪上性能の高さにあります。
一方、3.5Lガソリン車は燃費や雪上性能ではハイブリッドに劣りますが、乾燥路での特に高速道路でのパワフルな走りが魅力です。
2.5 ハイブリッドZRと3.5 ZGは価格が近いものの、持ち味は全く異なるので、自分がヴェルファイアに何を求めるかを良く考えて選ぶと良いでしょう。
ヴェルファイア2.5Z と2.5Xの違い
比較項目 | 2.5Z |
---|---|
装備の違い | 235/50R18タイヤ スーパーUVカット機能付フロントドアガラス 専用エアロパーツ ナノイー(フロント) |
価格 | 3,864,000円(2WD) |
比較項目 | 2.5X |
---|---|
装備の違い | 215/65R16タイヤ UVカット機能付フロントドアガラス |
価格 | 3,520,000円(2WD) |
価格差:2.5Zの方が344,000円高い
ヴェルファイアの2.5Zと2.5 Xの装備を比較すると、2.5Zはやはり価格が高いだけあり充実しています。

特に人気の高い装備を赤字で示したぞ。以下で解説しよう!
専用エアロパーツ

ヴェルファイアのエアロボディ

ヴェルファイアのエアロボディ
ヴェルファイア2.5Zには、Zシリーズに共通で付く専用エアロパーツが奢られています。
専用のフロントバンパー+リヤバンパー+サイドマッドガードにより、標準ボディよりも重厚感を感じられる迫力あるエクステリアが人気となっています。
あまり目立つ外観が好みでない方は、下の標準ボディがおすすめです。

ヴェルファイアの標準ボディ
スーパーUVカット機能付フロントドアガラス
Zのフロントドアガラスは、日焼けの原因となる有害な紫外線を約99%カットする「スーパーUVカット機能」付きです。
Xのフロントドアガラスは紫外線を約90%カットする「UVカット機能」なので、快適性に少し差が付きます。
ナノイー
Zはフロントに、エアコン吹き出し口から「うるおい」のある水分を放出する「ナノイー」機能が付きます。
室内環境が向上し、ちょっとしたエステ気分も味わえるので、特に女性には嬉しい装備でしょう。

2.5Zはかっこいいし、室内の快適性も上だが、344,000円分の価値があるかどうかは微妙かも。自分なら、コストパフォーマンス優先で2.5Xを選ぶだろう。
ヴェルファイア 2.5Z Gエディションと2.5 Zの違い
比較項目 | 2.5Z G エディション |
---|---|
装備の違い | 切削光輝+ブラック塗装アルミホイール UVカット+IRカット機能付ウインドシールドガラス スーパーUVカット+IRカット+撥水機能付フロントドアガラス 後席用サンシェード オートワイパー リバース連動機能付ドアミラー 自動防眩インナーミラー アダプティブハイビームシステム 3眼LEDヘッドランプ+LEDシーケンシャルターンランプ+LEDコーナリングランプ 足元照明付イルミネーテッドエントリーシステム LED+加飾パーソナルランプ ドアカーテシランプ フロントドアアームレスト ステアリングヒーター 内外気自動切替式フルオートエアコン ナノイー(フロント・リヤ) 合成皮革シート 運転席&助手席パワーシート+助手席パワーオットマン 快適温熱シート+ベンチレーションシート セカンドシート:エグゼクティブパワーシート 大型ハイグレードコンソールボックス 両側パワースライドドア ウェルカムパワースライドドア |
価格 | 4,664,000円(2WD) |
比較項目 | 2.5 Z (7人乗り) |
---|---|
装備の違い | アルミホイール UVカット機能付ウインドシールドガラス スーパーUVカット機能付フロントドアガラス 防眩インナーミラー オートマチックハイビーム 2眼LEDヘッドランプ イルミネーテッドエントリーシステム バルブ式パーソナルランプ フルオートエアコン ナノイー(フロント) ファブリックシート 運転席&助手席マニュアルシート 助手席側マニュアルシート セカンドシート:リラックスキャプテンシート スタンダードコンソールボックス 助手席側パワースライドドア |
価格 | 3,908,000円(2WD) |
価格差:2.5Z G エディションの方が756,000円高い
乗車定員は2.5Z G エディションが7人乗りのみであるのに対し、2.5 Zは8人乗りも選べる点がまず大きな相違点です。
装備は価格の高いZ G エディションの方が充実していますが、どうしても8人乗せる必要性がある場合はZ一択となります。

特にあると便利な装備を赤字で示したので、以下で解説しよう!
アダプティブハイビームシステム
先行車や対向車を検知すると、自動でヘッドランプの照射範囲を調整し、ハイビームを保ちながら相手への幻惑を防ぎます。
先行車や対向車を検知するとロービームに切り替わってしまう、2.5Zのオートマチックハイビームと比べ、常にハイビームならではの視界を確保できるのがメリットです。
3眼LEDヘッドランプ+LEDシーケンシャルターンランプ+LEDコーナリングランプ

toyota.jp/velfire/
クールな外観の3眼LEDヘッドランプの他、かっこいい「流れるウインカー」のLEDシーケンシャルターンランプや、ステアリングを切った方向を照らすLEDコーナリングランプも付きます。
夜間走行時の視界が良いので、安心して運転できるでしょう。
運転席&助手席パワーシート+助手席パワーオットマン

toyota.jp/velfire/
運転席と助手席のシートポジションを、スイッチ操作により電動調整できるパワーシートを装備。
調整項目は、運転席が前後スライド/リクライニング/シート上下/シート前端上下の4項目、助手席が前後スライド/リクライニングの2項目です。
Zのマニュアル式と比べ、力を使わずスマートにベストポジションが設定できるメリットがあります。
また、運転席とドアミラーのポジションを3パターン記憶・再現できる「マイコンプリセットドライビングポジションシステム」も付くので、家族に複数の運転免許保有者がいる場合は大きな恩恵を感じることでしょう。
さらに、助手席の乗員にくつろぎを提供するパワーオットマンも付きます。
快適温熱シート+ベンチレーションシート

toyota.jp/vellfire/

toyota.jp/vellfire/
2.5Z Gエディションはフロントシート(運転席・助手席)に限り、座面とシートバックを直接暖める「快適温熱シート」と、座面とシートバックに涼風を送る「ベンチレーションシート」が付きます。
快適温熱シートはエアコン暖房よりも速く暖まるので、寒い冬場のドライブも快適です。
また、ベンチレーションシートは夏場の不快なお尻や背中の蒸れを防止できます。
エグゼクティブパワーシート

toyota.jp/velfire/
2.5Z Gエディションのセカンドシートは、ヴェルファイアの中でも上等な「エグゼクティブパワーシート」です。
手動で最大500mmの前後スライドが可能なほか、電動リクライニング機能や電動格納式オットマンが付きます。
更に加飾付のカップホルダーや折りたたみ式サイドテーブルも備わるので、かなり快適に過ごせることでしょう。

756,000円の価格差は大きいが、これだけの快適装備を見せつけられると2.5Z Gエディションを選びたくなる。特にセカンドシートは極上だ!
ヴェルファイア 3.5 エグゼクティブラウンジZに付く豪華装備は?
3.5 エグゼクティブラウンジZ | |
---|---|
主要装備 | 高遮音性ガラス スーパーUVカット機能付プライバシーガラス カメラ&ヒーター付ドアミラー パノラミックビューモニター インテリジェントパーキングアシスト2 デジタルインナーミラー アクセサリーコンセント(4個) プレミアムナッパシート エグゼクティブラウンジシート T-コネクトSDナビ+JBLプレミアムサウンドシステム 13.3型リヤエンターテインメントシステム |
価格 | 7,421,000円 |
ヴェルファイアの3.5Lガソリン車の最上級グレード、エグゼクティブラウンジZに付く主要装備一覧です。
いずれも下位グレードには付かない豪華な装備ばかりで、7,177,680円という高額な価格にも納得がいきます。

特に注目に値する装備を赤字で示したので、以下で解説しよう!
パノラミックビューモニター
ナビ画面に車両を上から見たような映像や、車内から外を透かして見たような映像を表示し、安全確認をサポートします。
ヴェルファイアは車体が大きいので、特に駐車時や、狭い路地で取り回す時に恩恵を感じるでしょう。
インテリジェントパーキングアシスト2
駐車スペースを超音波センサーとカメラで認識し、駐車をサポートする装備です。
自動でバック開始位置にクルマを誘導し、その後もステアリング操作を支援してくれるので、駐車が苦手な人には強い味方になります。
デジタルインナーミラー

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リアウィンドウ下部に取り付けられたカメラの映像を、インナーミラーに表示する装備です。
通常のインナーミラーは、後席に人を乗せたり荷室に大きな荷物を積んだりすると後方視界が妨げられてしまいますが、デジタルインナーミラーならそんな心配もありません。
また、雨天時も水滴のないクリアな後方視界が確保できるなど、安全性向上に貢献します。
エグゼクティブラウンジシート

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3.5 エグゼクティブラウンジ Zのセカンドシートは、「エグゼクティブラウンジシート」と呼ばれる最上級のタイプが付きます。
ロングスライド機能やパワーリクライニング、伸縮機構付の電動オットマン、快適温熱シート+シートベンチレーションなどが備わるので、正にエグゼクティブ(重役)気分に浸れること請け合いです。
T-コネクトSDナビ+JBLプレミアムサウンドシステム
高精細10.5インチTFT画面を採用したSDナビが標準装備されます。
トヨタ最新の情報通信サービスであるT-コネクトに対応し、優れた利便性を誇るほか、ブルーレイ対応プレーヤーや地デジチューナーも内蔵するなど、エンタテインメント性も十分です。
またスマホとの連携も、もちろん可能。

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JBLプレミアムサウンドシステムは、アメリカの名門オーディオメーカーであるJBLが開発したオーディオシステムです。
高音質の12チャンネルパワーアンプと、重低音を受け持つサブウーファーを含む17個のスピーカーを搭載し、車内を臨場感溢れるサウンドで満たします。
ドライブ中に音楽を聴くことが楽しくなること請け合いです。
13.3型リヤエンターテインメントシステム

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後席に設置された高精細13.3型ディスプレイにHDMI端子を装備、様々な映像コンテンツを楽しむことができます。
付属のリモコンでディスプレイの電動開閉や角度調整もできるなど、使い勝手も抜群です。

700万円オーバーの価格は高いけれど、安全装備や快適装備は至れり尽くせりなので、誰もが欲しくなってしまうはず。予算がタップリあるなら、是非ともおススメしたい!
アクセル踏み間違い防止機能の付いたヴェルファイアのグレードは?
ヴェルファイアは、全グレードに「インテリジェントクリアランスソナー」と呼ばれるアクセル・ブレーキ踏み間違い防止機能が標準装備されます。
前進または後退時に壁などの障害物に接近すると、パワートレインの出力抑制や自動ブレーキにより衝突被害を軽減または回避する装備です。
搭載されるセンサーはガラスも検知できるので、コンビニに突っ込んでしまう事故も防ぐことができます。
シーケンシャルウインカーの付いたヴェルファイアのグレードは?
グレード名 | 標準装備 |
---|---|
2.5 X(4WD含む) | |
2.5 Z(4WD含む) | |
2.5 V(4WD含む) | 〇 |
2.5 Z “G エディション “(4WD含む) | 〇 |
3.5 ZG(4WD含む) | 〇 |
3.5 VL(4WD含む) | 〇 |
3.5 エグゼクティブラウンジ(4WD含む) | 〇 |
3.5 エグゼクティブ ラウンジ Z(4WD含む) | 〇 |
2.5 ハイブリッド X | |
2.5 ハイブリッド Z | |
2.5 ハイブリッド V | 〇 |
2.5 ハイブリッド ZR | 〇 |
2.5 ハイブリッド V “L エディション“ | 〇 |
2.5 ハイブリッド ZR “G エディション“ | 〇 |
2.5 ハイブリッド エグゼクティブラウンジ | 〇 |
2.5 ハイブリッド エグゼクティブラウンジ Z | 〇 |
シーケンシャルウインカーが標準装備されるヴェルファイアのグレードは、X系とZ系を除く全車です。
X系とZ系グレードは、オプションで付けることも不可。
2.5Z Gエディションにモデリスタのエアロを付けるとカッコ良くなりリセールも上がる!

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ヴェルファイア2.5Z Gエディションにモデリスタのエアロを付けると好みはありますが、メッチャカッコ良くなると思いませんか??
ただ、パーツ代と工賃を含めると軽く30万円以上掛かってしまうので、気軽には付けられないですよね・・・
しかし、それだけヴェルファイアの外観がカッコよくなるモデリスタのエアロは、中古車市場でも大人気なのです。
30万円以上の元までは取れませんが、モデリスタエアロ付きのヴェルファイアは高く売れます。
どの位高く売れるかと言うと、同グレード・同カラー・同オプション装備のヴェルファイアで、モデリスタのエアロキット有り無しだと、3年落ちで20万円前後の差額が出ています。
さらにサンルーフや後席フリップダウンモニターなどの人気装備が付いていれば、相乗効果でさらにプラス査定が期待できるでしょう。
モデリスタのエアロをヴェルファイアに付けるには高価ですが、売却時のプラス査定を考慮すれば、そこまで割高にはならないので、諦めずに一考する余地はあると思います。
ヴェルファイアの売れ筋人気グレードランキング
ヴェルファイアのグレード選びにあたり、売れ筋の人気グレードや販売比率も参考にしたいと考える人は多いと思います。
ここでは、実際の流通台数を調査してヴェルファイアの人気グレードをランキングにしてみました。
※売れ筋グレードランキングの根拠は、過去3か月間の中古車オートオークション(USS,TAA,HAA,CAA,JU,アライ,ベイオーク,ミライブ他)での合計取引台数を元にランキングしています。
順位 | グレード名 | 台数 | 3年後のリセール |
---|---|---|---|
1位 | 2.5 Z ”G エディション” | 1084 | 82.4% |
2位 | 2.5 Z | 399 | 77.9% |
3位 | 2.5 X | 241 | 76.9% |
4位 | 2.5 ハイブリッド ZR | 81 | 67.8% |
5位 | 2.5 ハイブリッド ZR ”G エディション” | 65 | 61.6% |
6位 | 2.5 ハイブリッド X | 54 | 67.3% |
7位 | 3.5 ZG | 37 | — |
8位 | 3.5 エグゼクティブラウンジ | 36 | 56.4% |
9位 | 2.5 V | 34 | 66.0% |
10位 | 3.5 VL | 31 | 50.8% |
11位 | 2.5 ハイブリッド V | 29 | 65.7% |
12位 | 2.5 ハイブリッド エグゼクティブラウンジ | 24 | 55.4% |
13位 | 2.5 ハイブリッド V ”L エディション” | 14 | — |
14位 | 3.5 エグゼクティブラウンジ Z | 10 | — |
15位 | 2.5 ハイブリッド エグゼクティブラウンジ Z | 9 | — |
16位 | 2.5 ハイブリッド Z | 5 | — |
※2015年式~2019年式モデルを対象に流通台数を調査
ヴェルファイア2.5Lガソリン車の中で最上級の2.5Z Gエディションの流通台数が圧倒的に多く、売れ筋のグレードランキング1位です。
続いて2位、3位にはZとXがランクインするなど、2.5Lモデルに人気が集中しています。
ハイブリッドと3.5Lモデルは、共に2.5Lモデルに比べると流通量は少なめです。
3年後のリセールを見ると、現状では2.5Z Gエディションが1位となっています。
ヴェルファイアのおすすめグレードはコレ

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- ヴェルファイア 2.5 X
- ヴェルファイア 2.5 Z G エディション
ヴェルファイア 2.5 Xのおすすめの理由
ヴェルファイアのグレード展開は、基本的にガソリン車が9タイプ、ハイブリッドが8タイプの計17タイプが設定されています。
まずコストパフォーマンスの観点からおすすめグレードをあげると、ヴェルファイアで唯一乗り出し価格が300万円代で収まる「2.5 X」です。
上級グレードと比較すると快適装備や内装の豪華さの点で見劣りしますが、比較をしなければ最廉価グレードの2.5 Xでも十分満足できる装備や内装を持っています。
また、上級グレードよりもアルミホイールの径が小さい分、タイヤが厚くなる(ハイトが高くなる)ので、乗り心地が良いこともメリットです。
5ナンバーのノア・ヴォクシー・エスクァイアの最上位グレードが比較の対象になりますが、ヴェルファイアの2.5Xの方が車内のスペースや乗り心地の点で勝るので、こちらをおすすめします。
もうひとつアドバイスをするなら、メーカーオプションの両側パワースライドドアはリセールアップのポイントになるので、付けておいた方がいいでしょう。
ヴェルファイア 2.5 Z G エディションのおすすめの理由
みんなが選ぶヴェルファイアの人気グレードを買っておけば安心という人には、人気ランキング1位の「2.5Z Gエディション」がベストチョイスです。
スタイリッシュな外観や充実した装備に加え、リセールが一番高いこともおすすめのポイントになります。
ただ、人や荷物を沢山乗せて高速道路や山道を走る場合、2.5Lガソリンエンジンは少し力不足です。
どんな状況でも気持ちよく走りたいなら、経済性やリセールの低さには目をつむり、パワフルな3.5Lエンジン搭載の3.5 ZGを選んだ方が良いでしょう。
ヴェルファイアおすすめグレードの乗り出し価格は
ヴェルファイアのおすすめグレードの見積シミュレーションです。
値引きや人気オプションを含めたリアリティのある乗り出し価格なので、参考にしてみて下さい。
ヴェルファイア 2.5 Xの乗り出し価格
グレード名 | ヴェルファイア 2.5 X |
---|---|
車両本体価格 | 3,520,000円 |
メーカーオプション名 | ホワイトパールクリスタルシャイン、両側パワースライドドア |
メーカーオプション価格 | 101.200円 |
ディーラーオプション名 | Tコネクトナビキット ETC2.0(ナビ連動タイプ) 一体型ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 299,750円 |
諸費用 | 232,619円 |
車両目標値引き | ▲350,000円 |
オプション値引き | ▲60,000円 |
乗り出し価格 | 3,743,569円 |
メーカーオプションは人気ボディカラーのホワイトパールクリスタルシャインと両側パワースライドドアを選択、ディーラーオプションは人気のドライブレコーダー等を選び、値引きを入れて乗り出し価格374.3万円となりました。
ヴェルファイア 2.5 Z G エディションの乗り出し価格
グレード名 | ヴェルファイア 2.5 Z G エディション |
---|---|
車両本体価格 | 4,664,000円 |
メーカーオプション名 | ホワイトパールクリスタルシャイン |
メーカーオプション価格 | 33,000円 |
ディーラーオプション名 | Tコネクトナビキット ETC(ナビ連動タイプ) 一体型ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 299,750円 |
諸費用 | 263,619円 |
車両目標値引き | ▲350,000円 |
オプション値引き | ▲60,000円 |
乗り出し価格 | 4,850,369円 |
メーカーオプションはホワイトパールクリスタルシャインを選択、ディーラーオプションは先ほどと同じ物を選び、値引きを入れて乗り出し価格485万円となりました。
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。


