フルモデルチェンジを受け更に魅力的に生まれ変わった新型ノート!グレード体系は全4タイプとシンプルながら、どれを選ぶべきか迷っている人も多いはず。特に、
- 価格の近いSとFはどっちを選ぶべきか?
- FとX、コストパフォーマンスが高いのはどっち?
- オーテックはノーマル車とどこが違う?
などが気になるところでしょう。
ここではそんな疑問点を解決できるよう、ノートのグレードによる装備の違いやコストパフォーマンスなどを検証しながら、当サイトおすすめのグレードを紹介します。
更に、ペダルの踏み間違いによる暴走事故を抑制する「アクセル踏み間違い防止機能」はどのグレードに付いているのかについても解説。
また当社中古車販売店ならではの、業者オートオークション取引台数から割り出した、売れているグレードの人気ランキングと、3年後のリアルなリセール予測も紹介しているので、ノートのグレード選びの参考にどうぞ。
ノートのグレード一覧
グレード名 | 価格(円) | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
1.2 S | 2,029,500 | 28.4 |
1.2 F | 2,054,800 | 29.5 |
1.2 X | 2,186,800 | 28.4 |
1.2 オーテック | 2,504,700 | — |
1.2 S FOUR 4WD | 2,288,000 | 23.8 |
1.2 X FOUR 4WD | 2,445,300 | 23.8 |
1.2 オーテック FOUR 4WD | 2,763,200 | — |
※グレード名冒頭の数字は排気量です。1.2=1200cc
ノートのグレード一覧を見ても価格が分かるだけで、グレードの違いや装備は分かりませんね。ここから気になる人気グレードの違いを詳しく説明します!
ノートの売れ筋グレードを比較!グレード間の装備の違いと価格差は妥当か?
ノートの装備は、日産発表の公式装備一覧表を基にしています。
ノート FとSの違い
比較項目 | 1.2 F |
---|---|
装備の違い | IRカット&スーパーUVカットフロントドアガラス |
価格 | 2,054,800円 |
比較項目 | 1.2 S |
---|---|
装備の違い | UVカットフロントドアガラス リヤ間欠式ワイパー フロント2スピーカー 運転席シートリフター |
価格 | 2,029,500円 |
価格差:1.2 Fの方が25,300円高い
ノートの1.2 Fと1.2 Sの違いです。
25,300円高い1.2 Fはフロントドアガラスの機能性が1.2 Sよりも優れていますが、一方で省略されている機能がいくつかあるなど、必ずしも装備が1.2Sより充実しているとは言えません。
重要性の高い装備を赤字で示したので、以下で解説しよう!
IRカット&スーパーUVカットフロントドアガラス
1.2 Fのフロントドアガラスには、赤外線を効果的にカットするIRカット機能と紫外線を約99%カットするスーパーUVカット機能を採用。
一方1.2 Sのフロントドアガラスは、紫外線を約90%カットするUVカット機能しか付きません。
赤外線はじりじりした暑さの原因に、紫外線は日焼けの原因になるので、特に夏場ではIRカット&スーパーUVカット機能の有無が快適性を大きく左右します。
リヤ間欠式ワイパー
1.2 Sは、リヤウィンドウに間欠式ワイパーを装備。
雨や雪の日はリアウィンドウに水滴や雪が付着し、後方視界が悪化してしまいますが、リヤ間欠式ワイパーがあればそんな問題も解決します。
もちろん連続動作もできるので、大雨や大雪の時でも大丈夫です。
運転席シートリフター
1.2 Sは、運転席座面の右サイドにラチェット式のシートリフターを装備。
座面の高さを任意に調整できるので、小柄な人でも十分な前方視界を確保できます。
装備に一長一短があるので迷うところだが、暑い地域に住んでいるならガラスの機能性が高いF、雪の多い地域に住んでいるならリヤワイパーが付くSをおススメしたい!ただ、小柄な人はシートリフターがないと不便なので、断然Sがおススメだ。
ノート XとFの違い
比較項目 | 1.2 X |
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装備の違い | IRカット&スーパーUVカットフロントガラス サイドターンランプ付電動格納式ドアミラー (ドアロック連動格納機能付) インテリジェントキー リヤ間欠式ワイパー 合皮アームレスト 日産オリジナルナビ取付パッケージ シャークフィンアンテナ メッキインナードアハンドル フロントドアトリムクロス グラデーショントリコットシート 運転席シートリフター 後席リクライニング機構 185/60R16タイヤ |
価格 | 2,186,800円 |
比較項目 | 1.2 F |
---|---|
装備の違い | 電動格納式ドアミラー リモートコントロールエントリーシステム ルーフアンテナ トリコットシート 185/65R15タイヤ |
価格 | 2,054,800円 |
価格差:1.2 Xの方が132,000円高い
ノートの1.2 Xと1.2 Fの違いです。
1.2 Xは132,000円高いだけあって、快適装備が1.2 Fより圧倒的に充実しています。
ただし乗り心地に関しては、タイヤのエアボリュームが大きい1.2 Fの方が若干有利です。
あると特に便利な装備を赤字で示したので、以下で解説しよう!
サイドターンランプ付電動格納式ドアミラー (ドアロック連動格納機能付)
1.2 Xのドアミラーは、ドアを施錠すると自動で格納され、解錠またはパワースイッチオンで自動で展開するドアロック連動格納機能付です。
ドアミラーをたたみ忘れたり展開し忘れたりする心配がありません。
また、サイドターンランプ付なのでルックスもスタイリッシュです。
インテリジェントキー
このインテリジェントキーをポケットやバッグに携帯していれば、ドアボタンを押すだけで前席ドアやバックドアの施錠・解錠が可能です。
また、インテリジェントキーのボタン操作による施錠・解錠もできます。
万が一内蔵ボタン電池が切れてしまっても、メカニカルキーが附属しているので安心です。
後席リクライニング機構
後席バックレスト部のボタンを押すことで、後席バックレストのリクライニングができます。
ノートの後席は6:4分割式になっているので、リクライニングも左右個別に可能です。
後席でゆったりくつろぎたい時に欠かせない機能と言えます。
快適装備の差は明らかなので、132,000円のプラスアルファを惜しまずXを選んだ方が後悔しないぞ。
ノート オーテックとXの違い
比較項目 | 1.2 オーテック |
---|---|
装備の違い | LEDヘッドランプ アダプティブLEDヘッドライトシステム 専用シグネチャーLED LEDフォグランプ 専用本革巻ステアリング 専用フロントセンターアームレスト 専用合皮アームレスト 専用ブルー/ブラックコンビレザレットシート リヤセンターアームレスト オーテック専用エクステリア 専用16インチアルミホイール |
価格 | 2,504,700円 |
比較項目 | 1.2 X |
---|---|
装備の違い | グラデーショントリコットシート 16インチスチールホイール |
価格 | 2,186,800円 |
価格差:1.2 オーテックの方が317,900円高い
ノートの1.2 オーテックと1.2 Xの違いです。
1.2 オーテックは317,900円も高いだけあり、灯火類や内外装で1.2 Xに差を付けます。
以下で、赤字で示した装備について解説しよう!
LEDヘッドランプ
※Xは99,000円でメーカーセットオプション設定
ハロゲンヘッドランプよりも明るく長寿命なLEDヘッドランプを採用。
夜間走行時に歩行者や障害物などの早期発見につながり、より安全に運転できます。
デザイン面のカッコよさも魅力のひとつです。
アダプティブLEDヘッドライトシステム
※Xは99,000円でメーカーセットオプション設定
約25km/h以上でハイビーム走行中、先行車や対向車を検知すると自動で照射範囲を調整する機能です。
先行車・対向車への幻惑を防ぎながら、ハイビームならではの照射距離を維持できるため、安全面で大きなメリットがあります。
Xに付くハイビームアシストでは、先行車・対向車を検知するとロービームに切り替わってしまうので、視界が悪化してしまうのが難点です。
専用本革巻ステアリング
オーテックはノートの全グレードで唯一、本革巻ステアリングを装備します。
Xなどのウレタンステアリングと比べ、手触りや高級感の差は歴然です。
専用ブルー/ブラックコンビレザレットシート
「レザレット」とは聞きなれない名前かもしれませんが、新世代の合成皮革のことです。
従来の合成皮革と比べ、より本革に近い質感を持っているのがメリット。
それでいて、本革ほどメンテナンスに気を使わずに済むのが嬉しい点です。
色もブルーとブラックの2トーンで、なかなか洒落ています。
リヤセンターアームレスト
※Xはメーカーセットオプション設定
後席中央部分に、格納式のリヤセンターアームレストを装備。
後席に1~2名しか乗らない場合は、左右席の乗員が肘をかけてくつろぐことができます。
また2個分のカップホルダー付なので、利便性も良好です。
専用16インチアルミホイール
オーテックはノートで唯一、アルミホイールを標準装備します。
デザイン性の高さや軽さは、アルミホイールならではのメリットです。
眺める楽しみだけでなく、バネ下荷重軽減によりハンドリングにも良い影響を与えます。
オーテックは専用の装備や内外装で差別化が図られているが、それにしても317,900円もの価格差は考えてしまうな。自分なら、割安なXにオプションのアルミホイールを付けて乗るだろう。
アクセル踏み間違い防止機能の付いたノートのグレードは?
ノートはアクセルの踏み間違いを防ぐ「踏み間違い衝突防止アシスト」が全車に標準装備されます。
踏み間違い防止アシストについて、以下で解説しよう!
踏み間違い衝突防止アシスト
前進または後退時にアクセルを必要以上に踏み込んでしまった場合、警報で注意を促すと同時にモーターの出力を抑制します。
前進時・後退時とも壁や車などを検知して作動しますが、前進時に限り歩行者の検知も可能です。
ノートの売れ筋人気グレードランキングと販売比率2023年9月現在
ノートのグレード選で迷ったら、売れ筋の人気グレードや販売比率を参考にするのもひとつの方法。
ここでは、実際の流通台数を調査してノートの人気グレードをランキングにしてみました。
※売れ筋グレードランキングの根拠は、中古車オートオークション(USS,TAA,HAA,CAA,JU,アライ,ベイオーク,ミライブ他)での合計取引台数を元にランキングしています。
順位 | グレード名 | 台数と販売比率 | 2年~3年落ちリセール |
---|---|---|---|
1位 | 1.2 X | 327 (63.0%) |
78.6% |
2位 | 1.2 S | 126 (24.2%) |
79.8% |
3位 | 1.2 オーテック | 41 (7.8%) |
78.2% |
4位 | 1.2 オーテック クロスオーバー | 21 (4.0%) |
81.5% |
ノート 1.2 Xの流通台数が一番多く、売れ筋のグレードランキング1位です。
下位グレードと比べ装備が充実していることが、人気の要因になっているのでしょう。
ノートのおすすめグレードはコレ
- ノート 1.2 S
- ノート 1.2 X
ノート 1.2 Sのおすすめの理由
ノートの4グレードのうちコストパフォーマンスの観点からおすすめをあげるなら、最廉価グレードの「1.2 S」です。
ノートで一番安いグレードなのに、最低限必要な装備がひととおり付いているため、お買い得感が高くなっています。
ひとつ上の1.2 Fは、1.2 Sに対してプラスされる装備より省かれてしまう装備の方が多いので、コストパフォーマンス的には微妙です。
1.2 Sには、単なるノートの最廉価版だけに留まらない魅力があることは間違いありません。
ノート 1.2 Xのおすすめの理由
人気の観点からノートのおすすめグレードをあげるなら、やはり売れ筋ランキングでトップになった1.2 Xです。
圧倒的に人気があるのでリセールも期待でき、手放す時の損失が抑えられる点もメリットにあげられます。
また装備の充実度も高いので、下位グレードと比べ買った後の満足度はかなり高くなるでしょう。
ノートおすすめグレードの乗り出し価格は
ノートのおすすめグレードの見積シミュレーションです。
値引きや人気オプションを含めたリアリティのある乗り出し価格なので、参考にしてみて下さい。
ノート 1.2 Sの乗り出し価格
グレード名 | ノート 1.2 S |
---|---|
車両本体価格 | 2,029,500円 |
メーカーオプション名 | ピュアホワイトパール |
メーカーオプション価格 | 38,500円 |
ディーラーオプション名 | ナビ ETC ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 363,592円 |
諸費用 | 96,644円 |
車両目標値引き | ▲170,000円 |
オプション値引き | ▲72,000円 |
乗り出し価格 | 2,313,736円 |
メーカーオプションは人気カラーのピュアホワイトパール選択、ディーラーオプションはナビ+ETC+ドライブレコーダーのセットなどを選び、値引きを入れて乗り出し価格231.3万円となりました。
ノート 1.2 Xの乗り出し価格
グレード名 | ノート 1.2 X |
---|---|
車両本体価格 | 2,186,800円 |
メーカーオプション名 | ピュアホワイトパール、LEDヘッドランプ+LEDフォグランプ |
メーカーオプション価格 | 137,500円 |
ディーラーオプション名 | ナビ ETC ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 363,592円 |
諸費用 | 96,644円 |
車両目標値引き | ▲170,000円 |
オプション値引き | ▲72,000円 |
乗り出し価格 | 2,445,892円 |
メーカーオプションはLEDヘッドランプ+LEDフォグランプのセットオプションを追加、ディーラーオプションは先ほどと同じ物を選び、値引きを入れて乗り出し価格215.4万円となりました。
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。